2020年08月04日

間違ったプログラミングとは

前回の続きになります。
発達障害傾向を持つ人たちは
パニックになりやすく、
その時にはとても感情的で
酷ければ暴力などに繋がります。

それに対して感情で寄り添うのは
危険ですよ、と前回は書きました。
その理由が
間違ったプログラミングを
      してしまうからです。

今回は
【支援側の人に読んでほしい】
内容になります。

それでは、例を挙げてみますね。
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Aさん(男性)は社会人1年目。
アスペルガーの特性を持っていて
学生時代は友人が少なかったものの
行動面では特に問題なく過ごし、
大学を卒業して就職しました。
ですが、
会社というのは複雑なことが多くて
なかなか業務に慣れることができません。
また、人との関わり方も難しく
相談できる相手もまだいません。

そのイライラが積もり積もって
自宅に帰ってから嫌なことを思い出し
パニックを起こしてしまいました。

物を投げたり、わめき散らし、
誰も止められる状況ではありません。
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これは事例として、よくある話です。
【急に思い出して怒り出す】というのも
よくあることなので、
家族にとっては何のことか分からず
手を付けられなくなってしまいます。

ここで
当事者の口からよく出てくる言葉が
【自分がこうなったのは親のせいだ】
ということです。
それを言われると、特に母親は
「そんなふうに産んでごめんね」とか
「お母さんの対応が悪かったのね」と
つい謝ってしまいますよね。

ここが”ポイント”です。

当事者の苦悩は
とてつもないものですが
それを誰かや何かのせいにしても
【当事者自身の
   問題であることに変わりはない】
ということを本人が知るために
ここで謝ることは
間違いだと私は思います。

なぜなら、情緒面で対応しても
当事者には
「相手の気持ちの真相」が理解できず
言葉そのもの…つまり
【表面上の言葉を真に受けてしまい】
間違った情報を覚えてしまうからです。

パニックになっている時、
当事者の口から発せられることは
誰かに向けられているとしても
【ある意味、独り言】だと
思ってください。
実際、冷静になった時には
本人は何を言ったか覚えていない、
というケースが多々あります。

ですから、そのタイミングで誰かが
「ごめんなさい」と言ってしまうと
【当事者の思い込みが強化され】
自分は悪くないから向き合う必要はない、
周りのせいだから周りが何とかしろ、
といった気持ちになってしまうのです。

発達障害の傾向を持つ人たちは
短期記憶が弱いので
その時の記憶はあっさり忘れますが
【時間が経過してから、
        ふと思い出し】
思い出したことを
【都合よく書き換えてしまう】
ということがよくあります。
(例えば、自分がした発言を
   相手が言ったと思い込むとか)

だからこそ、
【その時に適切な対応を】
しておかないといけません。
その一つが
【無駄に謝らない】ことです。

私たちはいわゆる”配慮”的に
ちょっとしたことで「ごめんね」と
言いがちですよね。
それは当たり前のことなのですが
【相手を選んで言わないと】
結果的には
発達特性に苦しんでいる
【その人自身の
   苦しみになる可能性】
あることを知っておいてください。

まだ、続きがあります(;^ω^)
それは次回に…
「都合よく書き変わること」について
書こうと思っています。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 08:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害

2020年08月01日

感情で考えて何が悪いの?

男性は理論的、女性は感情的。
これは昔から言われていることですが、
この頃、
「そうでもなくない?」
って思っています。
もちろん、脳を研究する中で
分かってきていることでしょうが
まだまだ未開のエリアなので
年々発表されることが違うし
色んな考え方がある中での
一つかとは思っています。

それで、
カウンセリングの基本は
クライエントの話を聴き
感情に寄り添うことです。
だから、
人間には欠かせない”感情”で
物事を考えても良いではないか!と
思っている人もいますよね。
それは当然の事かと思います。

ただ、
【理論と感情のどちらで考えるか】
ということについては
常に理論だけとか、感情だけでは
うまくいかないことが考えられます。

すごく極端な例を挙げますが
スーパーのレジで
お金が足りないからと言って
一方的に自分の気持ちばかり
伝えても解決しませんよね。
その逆に
ケガをして泣いている子供に
ケガをする仕組みや治し方を
淡々と伝えても無意味です。

つまり、
【理論と感情は
   使うところを選択して】
適切に表現していかないと
上手くいかないことが多いのです。

今回は「当事者の方へ」という
表記を敢えてせず、客観的に
発達障害傾向を持つ人たちを
考えてみたいと思います。

というのも、
当事者たちがパニックになると
・暴言を吐く
・暴力を振るったり物に当たる
・一方的にまくしたてる
・人の話を聞かない
・支離滅裂な内容
といったことが始まります。

普段は温厚で無口な人でも
一度スイッチが入ってしまうと
【とんでもなく感情的です】

そしてこの場合は、
当事者に感情で寄り添うことは
【してはいけないこと】
私は思っています。
もし感情で寄り添ってしまったら
【当事者に、
  間違ったプログラミングを
        してしまうから】です。

ちょっと長くなりますので
続は次回に書きますね(;^ω^)
次回は
”間違ったプログラミング”について
取り上げたいと思います。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 18:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害

2020年07月30日

どう考えればポジティブになれるか?

つい最近、
アスペルガータイプの女性から
立て続けに聞いた言葉が
【いつも最悪の事を
   考えながら生きている】
ということでした。

男性と比べると、割と女性の方が
思いを言葉にしやすい面があって、
出てきた言葉が共通していたので
結構ビックリしました。
おそらく男性にも
同じ考えの人は多いと思います。

どうして彼らは、
いつも”最悪の事態”を
考えてしまうのでしょう?
私なりに心情を読み解いてみると
【避けるため】と感じました。
いったい何を避けるのか?
それは、
批判されること、怒られること
パニックになることなどです。

当事者たちは
批判され、怒られ、パニクると
私たちが経験している以上に
【生きた心地がせず、
  苦しくてどうにもならない】
という経験をくり返しています。
もちろん程度差はありますが
大半の当事者の人が
「分かるわ〜」と
思っているのではないでしょうかね。

だから、
【常にネガティブなことを
    考える癖がついていて】
何十年もそうやって生きているから
ポジティブなことを探そうとしても
見つけることができないのです。

また、
【過剰に自分に厳しいので】
一般的にOKとされそうなことも
【自分には適用されず】
常に自分を厳しく罰している
心で過ごしているのだと思います。

そして思い切って言葉を発すると
めちゃくちゃネガティブ(;´・ω・)
周りは「なんて答えれば…」と
戸惑ってしまうでしょうね。
*****当事者の方へ*****
基本的な部分を理解してほしいのですが
当事者が日々過ごしている中にも
ポジティブに捉えられることは
大量に転がっています。

だけど、
当事者がそれに気づかないのは
【彼らにとってはどうでもいいから】
だと思います。
【幸せよりも危険予測】
みたいなイメージでしょう。

それから、例えば
自分が頑張ったことを
ピックアップしようとすると
思い浮かばない人が多くて
詳しいことを聞いてみると
【一般的に良くても
    自分はダメだ】という
謎のルールを作っていることが
割とあります。

その理由を聞いてみると
大体、つじつまが合わない。
理屈が通らず支離滅裂。
つまり
【根拠なく自分はダメだ】
思い込んでしまっているのです。

ですが、
【根拠がないということは
     それを証明できない】
ということですから
一旦その考えを切り離して
ポジティブを
ピックアップしてみてください。

周りは見えても自分が見えないって
すごく辛いことですよね。
(想像力の欠如から)
だから余計に他人と比較して
自分が一番になれないことには
自分がクズだと思ってしまう。

だけどそれ、違うんです。
実は私たちは
【自己満足の世界で生きていて】
ポジティブの基準も
自分たちで決めているのですよ。

理解できなくても
一応、知っておいてくださいね。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 16:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害