2021年08月28日

相談することの大切さ

私の持つ事例にもあるのですが
カウンセリングなどの悩み相談を
受けようか迷っている時に
身近な人たちからの言葉によって
諦めてしまうケースがあります。

…というのも、
確かに相談することの目的は
【症状や状況を
   改善すること】ですが
周りの人の声かけによって
ためらってしまうのは、
・行っても変わらない
・かえって悪化する
・他人に解決してもらえない
このような
ネガティブなアドバイスをもらい
それを真に受けて
【自分一人で解決するものだ】
抱え込んでしまうのです。

実際に、カウンセリングを
受けたことのある人で
状況が悪化したケースとして
・必要以上にお金を払わされた
・相性が合わなかった
・スピリチュアルな
   考えを押し付けられた
・アドバイスをもらえなかった
・同情され惨めになった
といった話を聞きました。

ただ、それが悪いのか?というと
そういう話ではありません。
過剰請求などの詐欺的なものは
悪いことに当てはまりますが、
人間同士の相性の悪さや
目に見えないものを信じたい人、
何も言わずにただ聴いてほしい人も
相談者の中には存在します。

それで、本題に戻りますが
症状や状況の改善を目指して
相談するのはもちろんですが、
それ以前に大切なことがあります。
それは、
【心の内を誰かに
  話してみようとする姿勢】です。
これは誰に対してもできるわけではない、
また、恥ずかしいみっともないといった
内容の可能性があるにも関わらず
自分一人でどうしようもない、
友達や家族では解決しないことを
専門家に話そうとすることです。

それを周りが
「自分の問題は自分で解決しないと
      どうにもならないでしょ」
「自分でできるのに
    無駄なお金を使わないで」
といったネガティブな働きかけで
【悩む人を余計に悩ませ】
苦しめていることに気づいていません。

「困ったら、カウンセリング」
今はそういう時代になりましたが、
【何に困るかは個人で異なるのに】
それを周りが
【勝手に評価して足止めをする】
といったことがあってはいけません。

もう一度言いますが、
改善を目的としたカウンセリングでも
専門家を頼ったからと言って
【専門家が解決するわけではなく】
相談者の心の内を明かしながら
【気持ちの整理をすること】
第一段階なのだということを
知っておいてほしいと思います。

少なくとも私の知る専門家たちは
相談者の相談内容を
【個人的に評価するような
      ことはしません】
どの相談でも、
相談者にとって真剣なことであり
本気で悩んでいる気持ちを受け止め
真摯に対応していると思います。

あ、上記に書いた
スピリチュアルなことに関しては
私の知る範囲では
トラブルになりそうなことも多いので、
次回以降に取り上げたいと思います。
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posted by 心療カウンセラー長谷 at 08:23 | TrackBack(0) | 心の健康を保つ