2021年04月06日

”仕事を家庭に持ち込むな”の意味

昔からよく
「仕事は家庭に持ちこまない」
これが大切なことだと
言われ続けてきました。

その言葉だけが耳に入り、
その”本当の意味”について
あまり人は
触れてこなかったように思います。

そこで、
今回はその本当の意味を
考えてみたいと思います。

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以前、さんまさんがTV番組で
「仕事しとる姿を子どもに
 見せといたらよかったわ」
といった話をしていました。

その理由が、
娘さんが仕事で、現場入りする際に
台本を読んでこないのだそうです。
そのわけを本人に聞いたら
「だってパパも何もしないで
 仕事に行っていたから」と
答えたのだそうです。
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子どもは親の背中を見ています。
家の中で仕事する姿を
ずっと見ていなければ
家での親は「ぐうたら」です(;^_^A

家事を頑張っている人は
たくさんいると思いますが、
それは子ども視点で考えると
仕事ではありません。

だからもしも、
子どもが大人になったときに
親の態度をお手本にすれば、
家に居たときの親と同じような
行動や言動に走る人も
いるかもしれませんよね。

この頃はコロナ渦で、
在宅ワークの人が増え
自宅で働く親が増えました。
そのため、子どもたちの
「将来なりたいもの」にも
変化が出てきているそうですが、
仕事のイライラから
夫婦仲が悪くなってしまったり
子どもにあたってしまったりする
ご家庭も増えました。

家で上手に働くには?
家庭に仕事を上手く持ち込むには?
みなさん悩まれると思います。

こういうときに大切なことは
・事実を淡々と話す
・ネガティブな話は大人同士で
・感情を含めない
といったことかと思います。

あくまでも
私の持つイメージなのですが
仕事を家庭に持ち込まないのではなく
むしろ持ち込んだ方が
良いことも多いかもしれませんし
【仕事の持ち込み方を考える】
と表現した方が
ちょうどよいかもしれません。

夫婦間においては
【相手の話を聞き、共感し】
【下手にアドバイスしないで】
【応援する姿勢を持つ】
というのはどうでしょうか。

みなさん、誰でも
自分の仕事にプライドを持ち
日々がんばっておられます。
だからたとえ家族でも
”踏み込んでほしくない”
感じてしまう部分があります。

家庭に仕事を持ち込みながら
みんなで仲良く過ごすために
今一度、
振り返ってみてくださいね。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 08:29 | TrackBack(0) | 子育て

2021年01月09日

適切な関わり方とは?

親子間における
不適切な関わり方は虐待以外でも
いろんな場面で起きることを
前回お伝えしました。
では、「適切な関わり方」は
具体的にどのようなことなのか
今回取り上げたいと思います。

不適切な関わり方が
”子どもが求めることと
  親が与えることのズレ”
だと仮定すると、
適切な関わり方は
【子どもが求めることに
     的確に対応する】
ということになります。

ですが、対応するとは言っても
子どもが求めることすべてに
【肯定的である必要はなく】
親が子どもと同じ気持ちに
なる必要もありません。

もしそのような姿勢をとれば
次のようなことが起こります。
・嫌なことは一切させない
・欲しがるものは全部与える
・わが子中心の世界ができる
これは、どう考えても
対応できることではないですし
その望みを叶えた先には
【人の立場に立って
     考えられない】
傲慢な人間が完成するでしょう。

そして、親が先に亡くなって
子どもが残された時にはきっと
【社会に適応できない大人】
なっているかもしれません。
*****適切な関わり方とは*****
子どもが求めてくるもので
きちんと満たしてあげたいのは
次の3つです。
【好奇心に反応すること】
【自立を支援すること】
【甘えを満たすこと】
これ以外にもたくさんありますが
大切なことは、
子どもが大人になったとき
社会に適応できること
一人で生きていけることです。

そのためには小さい頃から
子どもが興味を示すことを肯定し、
疑問を投げかけてきたら
きちんと答えてあげられること。
子どもが自立するために必要な
社会のルールを教えてあげたり
身ぎれいにする方法などを
教えてあげること。
まだまだ幼い子どもなので
時には抱きしめてあげること。

こういった関わりを
してみてはいかがでしょうか。

一番気を付けておきたいのは
「まだ子どもだから」とおもわず
【一人の人間として】
見つめてあげることです。

親は、
親という立場を使って
子どもを黙らせることや
コントロールすることができます。
長年一緒に暮らしていれば
無意識にそれは発動します。
そのとき子どもは
自分が平等でないと感じます。

その積み重ねは
【思春期から顕著に表れ】
親子関係を悪化させます。

ですから、子どもが小さい頃から
子どもを一人の人間として尊重し
苦手なことを克服するために
親も一緒に手伝ってあげてください。
*****親もミスをする*****
親になったからといって
子どもの手本になれるほど
私たち大人は立派でもないです。

当たり前にミスをするし
苦手なこともたくさんあります。

それはダメなことではないです。
むしをそれを子どもに見せて
【大人でも失敗はあるのだよ】
教えてあげてください。

そして、
【非を認めることのできる】
親であってほしいです。

人間の理想を
押し付けるのではなく
ダメなところも含めて
一人の人間なのだと子どもに伝えると
子どもは
【人を許せる優しい人】
なれるかもしれません。

子どものタイプも色々なので
工夫しながら関わることが
大切ではありますが、
適切な関わり方というのは
子どもの期待に応えることや
子どもの欲求を満たすこととは
別の話だということを
まずは知っておいてください。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 子育て

2021年01月08日

不適切な関わり方の親

「愛着形成の失敗」について
何度かにわたって
お送りしてきました。
親子関係というものは
周りから見えないことが多く、
一見「素晴らしい家族」でも
実は内情を知ると
とんでもないことがあります。

また、「不適切な関わり方」も
【親側の立場で考えると】
致し方ないということがあります。
かといって
子どもが犠牲になることは
許されるものではありません。

今回は、
どういう状況で
不適切な関わり方が起こる
可能性があるかについて
取り上げてみたいと思います。

よく、一般的に言われていて
分かりやすい例として
【虐待は連鎖する】
ということです。

虐待をする親は、
そのまた親から虐待を受け
その家系をたどると
代々、虐待が続いていた…
なんてこともあります。

だからといって
虐待さえしなければ大丈夫、
というわけでもなさそうです。
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■病気の親
子どもの頃から親が病気がちで
入退院を繰り返したりしていると
どうしても
離れている時間が長くなります。
そうすると淋しい思いをしたり
何かと我慢させたりして
【子どもらしい
  生活を送れないことによって】
影響があるかもしれません。

これについては、
親がうつ病や不安障害などの
精神疾患系による
【メンタルの不安定さ】
だけでなく
他の病気によって
【一緒に過ごせる時間】
少なくなってしまったり
【希薄な関わり方】
ならざるをえなかったり、
色んな要因が関係します。

■発達障害の親
人に興味がないけれど
義務として子を持つ人もいます。
表情が乏しいために
自然な笑顔が苦手な人、
情緒的な関わり方ができず
単なる役割として関わる人など
【特性や二次的な障害によって】
親子間のやりとりが
うまくいかないことがあります。

子どもはその関わり方を
小さい頃から当然として
疑いもしないでしょうが、
大きくなるにつれて
【他人との温度差】
気付く場合が多い気がします。
(当事者談)

二次的な障害とは、
過度に節約を強いられたり
ルールだらけで息の詰まるような
強迫的な症状を持つ場合や
認知の偏った、
パーソナリティ障害関連、
また、不安障害や抑うつなど
色々な精神症状を言います。

■愛着障害の親
虐待とも関連していますが
【親自身が
  愛情不足で育った場合】
人との距離感が分からない
人を信頼することができない
といった問題を持っていて
親子間の関わり方にも
影響が出るかもしれません。

適切に関わってもらえない
冷めた親子関係を経験して
いざ自分が親になったとき
【どう愛して
   あげればいいのか】
戸惑う人も多いです。

たとえ相手がわが子であっても
意思疎通がうまくいかない時、
反発された時などには
親自身が自分の殻に閉じこもって
子どものことを突き放したり
気分の不安定さによって
気まぐれに関わってきたりして
【安定した関係が保てない】
というのが
分かりやすい特徴かな?と思います。
(すみません、ここは私の感覚です)

■その他
不適切な関わり方というのは
”冷たい態度”だけが
当てはまるわけではありません。

【子どもが求めるものと
    親が与えるものが
       ズレてしまう】
その関係のことになりますので
【過度に先回りして手助けし】
【過度に干渉して関わる】
それも不適切な関わり方の
一つと言えるでしょう。
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ここまで書いてみると
「ひどい親だ!」と
感じる人もいるかもしれません。

ですが、私たちは
色んな感情を持った生き物ですし
その親が、
どういうふうに育ったか?
それは自分たちには理解できません。
ただ、その親なりの
苦悩などがあったかもしれません。

以前にも書きましたが、
不適切な関わり方をする親は
【その関わり方しか知らない】
可能性があり、
【自分なりの愛し方で】
子育てをしたのだと思います。

親自身、
【好きで、
  そうなったわけではない】
(病気や発達障害、虐待されることなど)
それを踏まえて
考えることも大切ですよね。

「じゃぁ、適切な関わり方って?」
ということについて
次回は考えてみたいと思います。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 08:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 子育て