2019年07月17日

罪の意識が低い

私は、
テレビのニュースなどで
「なんでこんな風になってしまうの?」
という意味不明な事件などでは
発達障害の視点を踏まえて
考えてみることがあります。
今回も、ある一つの事件について
発達障害特性を感じました。

なぜなら、
逮捕された容疑者に
・申し訳なさがない
・罪の意識がない
・何も分かってなさそう
という態度が見られるため
嘘をついているというより、
「状況理解できていないのでは?」と
考えてしまったからです。

例えば、
発達障害傾向を持つ人の多くに
【気になってしまうと
    行動を抑えられない】
という特徴があります。

カウンセリングでは、
気になる人の後ろをつけたり
女性の胸を見つめ続けたり
一見、普通ではない行動を
取ってしまったことなど、
【犯罪ギリギリの】
相談が時々あるのです。

だけどその時点では
・いけないことの意識はない
・自分が何をしているか分からない
・分かっているけれど止まらない
といった状態であることが
聴き取りから分かっています。

言動面では
思ったことをポンと発言して
その内容が
【セクハラ・モラハラ】的で
あることが多いようです。

このような時、
当事者は「やってしまった」と
思って人に相談したとしても
その内容は
言い訳がましく聞こえ、
【自分を擁護する
   説明ばかりするので】
他の人が聞いていれば
「反省の色がない」と
思われるような発言になりやすいです。

むしろ
誰かを【傷つけたという
   自覚のない酷い人】
思われる可能性もありますし、
中には
このようになってしまったという
【原因は他人や社会にある】
訴え続ける人もいます。

残念なことに
言い続けるうちに
【記憶が書き換えられる】
ということも起こり得ます。

悲しいことですよね。
確かに、幼少期は特に
「分かっているのに止まらない」
という衝動的なことで
困ることが多いのですが
今回のケースは
【責任を問われる大人】です。

大人ですから
たとえ
発達障害傾向を持っていても
【絶対に許されないこと】があると
知っておかなければいけません。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 05:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害

2019年07月14日

親になれますか?

発達障害傾向を持つ人たちは
診断を受けた場合もあれば
無自覚のまま過ごしている
場合もありますよね。

つい20年くらい前までは
療育といっても
あまり充実していなかったですし
当時の子どもたちはまだまだ
「個性」として扱われることも
多かった時代でした。

その頃、子どもだった人が
今では成人している大人です。
大人になれば恋もするし
結婚も考えるようになります。
ゆくゆくは子どもが欲しいと
望むようになるでしょう。

その時、
発達障害の特性を持っている
自覚がある人たちは
【新たに不安を抱えます】

ただでさえ
社会で生きて行くこと
職場での振る舞いなどに
気を遣って疲れていますが、
さらに
【子どもを育てるという難関】
待ち受けているのです。

誰だって親になれます。
なれますけど
特性を理解している人たちは
子どもの「育て方」について
大きな不安を抱えることになります。

そういった意味では
【トレーニングは
  一時的なものではなく】
継続または断続的に
【必要に応じて利用する】ことが
とても大切なのです。

子どもは親の遺伝を受け継ぎます。
だから同じように
発達障害の傾向を
持っているかもしれません。

ですが、それ以上に
【関わり方などの環境が重要で】
その部分は親の努力になります。

けれども
定型発達の関わり方はできないし
親の独特な考え方や振る舞いだけを
子どもに教えていけば
子どもも独特を普通のことと思って
困難が増えるかもしれません。

親が友達と遊ばないのだから
自分も一人で過ごせばいいのだな。
親が好きな物しか食べないのだから
自分も自由でいいのだな。
親にスキンシップを求めても
抱きしめてくれないのだから
人との関係はこの程度のものなのだな。

大人の言葉に変換すれば
子どもはこのように感じて
成長していくということです。

ですが”個性はそのまま大切に”しつつ
ある程度【社会に適応でき】
なおかつ
【人と触れ合うことの安心感】
抱きしめながら教えることは
子育てで必要なことだと思います。
(過敏がない場合ですよ)

それには【支援が不可欠】です。
特に、子育てそのものが
【孤独】を感じやすいことで
どのような人であっても
閉鎖的な寂しさを感やすいですから
発達障害傾向を持つ人たちは
より一層【人との関わりを心がけ】
色んな人に助けてもらいながら
子育てすることをお勧めします。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 07:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害

2019年07月12日

コンテクストとは?

またまた、お客さまとの話題に
出てきた言葉を紹介します。

タイトルの「コンテクスト」は
私も大学の勉強で知った言葉です。
詳しくは「文化人類学者 ホール」で
調べてみて下さい。

ホールが提唱した考え方では
コミュニケーションが機能するためには
コンテクストを考慮する必要があります。
コンテクストとは「文脈」という意味で
【その言葉に
  どういう情報が含まれているか】
といえばいいでしょうか…
つまり【その言葉の背景を読み取る】
といったイメージになります。

そして、
発達障害傾向を抱える人たちは
コンテクストが低いのですが、
そもそも世界的な視点からでは
【日本が高コンテクスト】なのです。

それは、言葉の中の
【情報を読み取る力】ですから
これが、
日本語が難しいと言われている
理由の一つなのでしょうね。

それで、
当事者たちは海外の方が
肌に合うのでは?という意見も
多くあります。
ですが
【主体性のない
  タイプが増えているので】
個人主義・成果主義の外国では
通用しなくて挫折してしまいます。

ただ、
低コンテクストの国に行けば
馴染める可能性はあります。
その可能性も考えてみると
良いかもしれませんね。

それから、日本でも
グローバル化が進んでいます。
つまり、外国人が増えています。
そうなってくると
【言葉の壁が発生する】ので
将来的には
日本のコンテクストも
下がるのかもしれません。

関係ないのかもしれませんが
私が日常で感じているのは
「お笑いの世界」です。

最近、人気の芸人たちは
ボケと突っ込みというより
【ボケと解説】に思えます。
分かりやすい解説がついて
笑える若者が増えたのでしょうか。

それも時代の変化なのですよね。
ちょっと寂しくも思えますが
発達障害の傾向を持つ人たちが
より過ごしやすい社会になるのなら
それも肯定的に
受け止めたいと思います。

ただし、
高コンテクストの人が
低コンテクストの人に
合わせる生活だけを送ることは
おススメしません。

どこかで似たような人と
議論したりおしゃべりしたりして、
【そのレベルを保つ努力も】
欠かせないことだと思います。

※頭脳レベルの高低ではなく、
 文脈を読み取る必要のある
 文化なのか、言語なのかということです。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 07:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害