2020年03月31日

人の年齢を知らない

発達障害に関する相談を受ける中、
統計的に「多いな」と感じたのが
【家族の年齢を知らない】
ということです。

アスペルガー傾向を持つ人たちは
【人に対する興味が薄く】
それは家族関係にも及びます。

例えば、相談者自身が
特性を持っているだけでなく
【両親に特性がある場合】
子どもを育てるなかでは
最低限のお世話はしますけれど
【情操教育に興味がなく】
(というか苦手な親が多く)
子どもの情緒面が育たないまま
大人になってしまったケースも
少なくありません。

カウンセリングでは
”成育歴”についても聞きますが
その中で気づいたことが、
「家族の年齢を知らない」ことでした。

また、年齢以外でも
答えられないことが多いのが
【どんな関わりを持ってきたか】
【どんな話をしたか】などで
あまり覚えていないことが多いです。

ですが、暴力的な両親の家庭の場合は
【自分がされた嫌なこと】について
具体的には表現できないようですが
【当時の怒りがそのまま残っていて】
大人になった現在でも
似たような場面に遭遇すると
【フラッシュバックが起こり】
パニックになったり
火が付いたように怒り狂ったり
場合によっては暴行に及びます。

これは、とても辛いことです。

別に、家族の年齢を知らなくても
それは大した問題ではありませんが
残念なことは
【家族間の関わりの希薄さ】によって
大人になっても困っている人たちが
たくさんいるという事実です。
*****当事者の方へ*****
自分自身に特性があって
それを自覚している場合には
ある程度の”苦手”についても
把握できているかと思います。

その中で子育てをしている人たちは
自分自身が
人との関わりが苦手だとしても
【公共の支援を活用して】
なるべく多くの方々と
子どもを関わらせてあげてください。

ある程度、子どもが大きくなったら
【自分の苦手を伝えて】
子どもにも理解を求めてください。

親(大人)である自分にも
【できることと
  できないことがある】
小さい頃から子どもが知り、
「ダメなところがあっても大丈夫」と
子どもが周囲に対して
【肯定的に考えられるように】
早い段階で教えていくのも
良い人生になるかもしれませんよ。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 07:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害

2020年03月28日

精神不安定な理由

発達障害の傾向を持つ人たちは
【気分の浮き沈みが激しく】
日によって
機嫌が良かったり悪かったりします。
それを上手に隠すことができず、
また、
誰かや何かのせいにすることもあり
【周りの人に対して不誠実な】
態度をとってしまうこともしばしば…。

これは、
子どもにはあまり見られず
【大半が大人になってから】
起こっていることかと思います。

その理由は、ざっくり言えば
【二次障害】です。
二次障害は、うつ病や不安症などの
精神疾患などのことになります。

発達障害傾向を持っていることで
小さい頃から”生き辛さ”を感じ
人との関わりにも違和感を持ち
【自分が何者かが分からず】
長年にわたって囚われています。

一般的に考えると、
私たちが何者であろうと
あまりこだわって考えたりしません。
なんとなく…かな?程度のもので
確固たるものにするために
全力を注ぐことよりも
【周りに合わせて
   生きることを優先し】
自分というものは
自然と形成されるような感じです。
(そうでない人は、ごめんなさい)

それが、当事者の場合には
【人との違いを感じ過ぎて】
自分って何なんだ!?と
考えずにはいられないのかもしれません。

そんな自問自答を繰り返し
数十年が経過すれば
精神も不安定になりますよね。
*****当事者の方へ*****
”人と自分が違う”違和感を
払拭するために
自分が何者かを追求することは
良くも悪くも…両面を持っています。

なぜなら、
【正解のないことを
   グルグルと考えて】
【自らが悪循環に陥り】
【自分の心を縛ってしまう】
可能性があるからです。

きっと本当はもっとシンプルで
私の考えとしては
1つか2つくらいの違いです。
それは、
【人の話を柔軟に聞けるか】
【自他ともに
  肯定的に受け止められるか】
この2つさえ可能であれば
今ほど悩まないのかもしれません。

発達障害当事者だけではなく
特性を持たない人たちも
「みんなが違う人間だと知っています」
いえ、むしろ
【それを大前提に
  人間関係ができている】
考えてください。

人との違いについて
最初から自分を否定しているのは
”自分自身”であって
それによって閉鎖的になり
周りへの態度が悪くなることで
影響を与えているのです。

もちろん、中には意地悪な人や
からかう人などもいるでしょう。
ですが、人類がみんな
そういうわけではありません。
たとえ家族が否定的な人間でも
一歩社会に出れば
いろんなタイプの人がいます。

1人の人間の経験値は
たかが知れています。
たったそれだけの
【わずかな経験値で
   簡単に人を決めつけず】
色んな人と出会い、話を聞き
新しい情報をたくさん得て
自分に役立てることをおススメします。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 06:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害

2020年03月26日

不要不急とは?

昨夜、小池都知事が緊急会見で
「不要不急の外出は控えて…」
といった内容のことを
発言されましたね。
コロナの脅威は収束するどころか
どんどん身近に迫ってきています。

それで、
このような異例のことに関して
発達障害傾向を持つ人たちは
どのように感じたり考えているのでしょうか。
個人差はもちろんある前提ですが
少し紹介したいと思います。

まず、アスペルガータイプの人は
・こだわりが強く
・興味の幅が狭く
・想像力が弱い
ということがありますので
一般的には大した用事ではなくても
【自分にとっては大切な用事】
考えてしまうと思います。

もっと正確に言うと
【予定通りに進めていくことが重要】
と考えやすいので
用事そのもののの重要度については
関係ないと考えられます。

次に、ADHDタイプの人は
・分かっていても止められない
・ガマンができない
・自分の興味を優先する
ということがありますので
”外出は危険”とは分かっていても
【今この一瞬を最優先して】
行動を起こしてしまいます。

いずれにしても、
【判断力の弱さやこだわりによって】
迷惑をかけてしまうことがあり、
それでも当事者は
「何がいけないの?」と思います。

当事者に何かを伝えるためには
【遠回しな言い方は厳禁】です。
思ったことを分かりやすく
ストレートに伝えなくては
届かないかもしれませんね。
*****当事者の方へ*****
「危機感が足りない」と
言われがちな、
発達障害当事者は若者たちは
【時には判断を他人に委ねて】
言うことを聞いてみることも
大切なのではないでしょうか。

私たちは、生きている以上
”少なからず迷惑を”かけて
日々を過ごしています。
ですが、
【迷惑をかける行動を
     自ら制限して】
【必要以上に迷惑をかけないよう】
心がける必要があります。

例え「自分には関係ない」と
思われるようなことでも
社会のなかで生きている以上、
関係のあることなのです。
【家の外に
  1歩出たところから社会】
という認識を強めてください。

残念ながら
社会から外れて生きることは
今の私たちには不可能です。
日常的に、
社会に対して不満を漏らす人が
多いタイプの人たちですが
【今こそ、社会の一員として
   自分を見つめる良い機会】
考えてみてはいかがでしょうか。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 08:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害