2020年09月26日

人の怒りを感じられる人

前回に続き、
人からの攻撃を恐れる人は
相手の顔色を伺うことができ、
相手の怒りを察することができる
という話の延長になります。

確かに、
人の顔色を伺うことが上手で
相手の機嫌を損ねないように、と
先回りして動ける人はいます。

これも、別に発達特性と
直接関係しているものではなく
散々失敗して責められたことや
我の強い人たちに抑えつけられたことなどで
できあがった”性格”の一部です。

さて、この”怒り”を感じとりやすい人の
勘違いについて今回は書いてみますね。

一例として
【毒親に育てられた子ども】
取り上げてみたいと思います。

毒親の定義はざっくり言えば
【子どもの成長の妨げになる親】
細かいところの一部分、
今回のテーマに沿ったところで
表現すると
【気分ムラのひどい親】です。

特に、
母親に日常的に気分ムラがあって
母自身の気分によって
【干渉し過ぎたり無視したり】
くり返すことにより
子どもは一貫性のない親に対して
いつも【ご機嫌伺い】
するようになることが多いです。

小さい子どもにとって
【母親を失うことは命の危険】
という本能的なものなのでしょうか…
母親に見捨てられることに対して
恐怖心を持つ子どもが多いです。

こういったことによって
「人の顔色を伺う」クセがつきます。

発達障害の傾向を持つ人たちは
学校生活においても
【人間関係がうまくいかないので】
同じように顔色を伺うクセが
つきやすいのではないかと思います。

このクセが直らないと
【大人になってから
     エスカレートします】
*****当事者の方へ*****
自分は、いつも相手に対して
【怒っていないかビクついてしまう】
というタイプの人は
ここから先もぜひ読んでください。

確かに、爆弾発言をしてしまったり
相手の意にそぐわない時には
相手を怒らせてしまうとは思います。

それに、人の気持ちが分からないから
どんなことで怒らせるのか分からなくて
ビクビクしてしまうのも分かります。

だけど、
【相手がいつも
  怒っている前提で構えていると、
   怒っていない相手を挑発してしまう】
ということを知ってください。

どういうことかというと、
相手は普通に話しているつもりなのに
当事者が”怒られている姿勢”
接していることによって
【当事者が被害者ぶってしまう】
ということが起こりやすいです。

また、
「こう思っているんだよね?」などと
【相手が思っていないことを
     発言して徴発してしまい】
結果的に関係が崩壊してしまいます。

何が言いたいかというと
「人の顔色を伺う、怒りを感じるのが得意」
というタイプの人は勘違いしていて
【自分がいつも
   怒られている感覚にあるから】
相手と上手くいっていないということです。

立場の置換えが苦手だから
ピンと来ないかもしれませんが、
自分がいつも怒っていないのと同じで
相手がいつも怒っているとは限りません。

「それでも不安でどうにもならない。
 人付き合いに支障が出ている。」
といった状態が酷いのであれば
ぜひ心療内科でも受診してみてください。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 15:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2018年12月22日

すぐに「面倒くさい」という

世の中には面倒くさがり屋は
たくさんいますよね。
私もその中の一人です(^^;
…が、必要に迫られて
面倒だと逃げられることは少なく、
致し方なく動いている次第です。笑。

ところが、
発達障害の傾向を持つ人たちでは
「面倒だ」といって
【必要なことでさえ】
サボってしまうタイプがいます。

ADHDタイプの人では
掃除や片づけ、歯磨きなど
【身ぎれいにすることさえ】
できないケースがありますが、
アスペルガータイプでも
【そのことにこだわらなければ】
必要なことを
サボってしまいがちです。

ADHDのタイプは
【早く興味の対象に
    たどり着きたい】から
必要なことをサボります。

アスペルガータイプは
【それに意味や目的を
     持たなければ】
必要ではないと判断します。

ところで、
上記のような行動面以外でも
「面倒」という言葉が
口ぐせの人がいるのですが
次のような時に出てきます。

・人と関わること
・何かを考えること
・意味を見出すこと

対応してきた事例の中で
話を聞きながら私が感じたことは
【面倒とは別の意味だ】
ということです。

「面倒」という言葉を
そのまま受け取ってしまえば
ただのサボり癖に思えますが、
話を聞いていると
サボりたいわけではないことが
伝わってくる事例が多く

面倒なのではなく、
【答えが見つからない】
【こだわりが捨てられない】
【興味を持てず辛い】
など別の意味があるように
思えました。

要するに
【自分自身と
  折り合いがつかない】時に
「面倒だ」と
つい言ってしまうということです。

このような時は、
「面倒」という言葉を流さずに
【ちょうどいい言葉を探して】
伝えてあげるといいかな、と思います。

【ちょうどいい言葉も
   見つけられないのが】
発達障害傾向を持つ人たちです。

新しい言葉を知ることで
さらに自身と向き合うことが
できるようになります。

知識豊富な人の場合では
新たな言葉を
過去の言葉と照らし合わせ
【自分なりの答えが】
見つかるかもしれません。

独特なコミュニケーションでは
ありますが、
このようなやりとりも
当事者にとっては
必要なことだと思います。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 06:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記