2022年04月05日

偉そうにしゃべる子供

小学生くらいの中で
知識にたけていて大人びている子供って
見かけたことがありませんか?
その中にはアスペルガータイプの子供も
含まれている可能性があります。
アスペルガータイプの子供は
【偉そうな話し方をする】という
印象を受けやすいです。
小学生にも関わらず、話し方が大人。
見た目とのギャップに戸惑いますね(;^_^A

ですが彼ら(以下当事者)の本音は
別に偉そうにしたいわけではないし
大人たちも含めて
見下しているわけでもありません。
ただ、
【そういう話し方しかできない】
考えておいたほうが良いと思います。

テレビなどで周りの受け答えを見ていると
当事者が子供の場合には気を遣って
「賢い人だね」などと褒めていますが、
【別に褒められたいわけでもなく】
ただ、そういう話し方なのです。

だけどなぜ、そのような話し方に
なってしまうのかはよくわかりません。
以前、関わった大人の人は、
「メールを書く時だけそうなってしまう」と
言っていました。
彼らの”形式的な”表現かもしれません。
「うん」「ううん」などの
軽い会話に関しては話し言葉で、
それ以外の何らかの説明などが
含まれる会話では大人びてしまうようです。
****まとめ*****
子供が大人に対して
知識をひけらかすような話し方が
引っかかったりすることはありますが
”決して悪意はなく”
また、大人に対して指導的でもありません。
おそらくなのですが
【自分が詳しく知っている
   知識を聞いてちょうだい】
という気持ちなのだと私は解釈しています。

そして大人で発達特性を持つ人は
会議などの”大勢の人の前で”
やらかしてしまうことがあります。

大勢の前で間違いを指摘して
正そうとする…というのは
【人前で恥をかかせることになり】
本来であれば
そのような行動や言動は避けるべきこと。
だけど当事者は平気でやってしまいます。
その目的も上記の通り、
恥をかかせたい陥れたいという
悪意あるものなのではなくて
【正しい情報のやりとりなど
   こだわっているだけなのです】
だからその結果、
誰かに恥をかかせたとしても
当事者はそういうことは
想定していないと考えられます。

総合して、
アスペルガー傾向を持つ人たちは
(全員ではないけれど)
子供時代から大人時代まで
【態度が悪い、
   偉そうだと誤解されやすく】
辛い思いをしていることが多いです。
確かに礼儀礼節などは
少しでも多く覚えたほうがいいし、
人づきあいの苦手さを軽減する
工夫はしたほうが良いのですが、
”どうしても理解できなくて
     直せないこともある”
ということの中に
この態度が含まれていることを
私たちは知っておく必要があります。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 16:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害
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