相談事例にもあることなのですが、
【自分のことを知られたくない】
というタイプの人が存在しています。
その割に、
【承認欲求が強くて】
その欲求のはけ口がないから
困っていることも多いです。
例えば分かりやすいのが
”アスペルガータイプ”です。
人から変に思われたくないし
人からの評価を下げたくないから
自分のことを話したくない。
好きな食べ物でさえ知られたくない。
そんな風に思ってしまうタイプが
存在しています。
おそらく過去の経験で
自分のことを笑われたり
からかわれたりしたことがあるのでしょう。
「よくわからないけど、
自分は変な人なのだな」
といった思いがあって
必死で隠したくなるのかもしれません。
確かに、自分の情報を出さなければ
自分の考えなどを評価されないで済みます。
ですが、当事者の気づいていないことは
情報を出さないことによって
【何を考えているか
わからない変な人】と
思われやすくなるということです。
つまり、無理のない範囲で
【ある程度自分の情報を
出しておくほうが】
かえって変に思われないのです。
それで、発達特性とは関係なく
【世間体をすごく気にする家庭】
というのも存在します。
そのため、
”どうでもいいことまで
秘密にしようとしてしまい”
例えばそういった家庭で育つと
何を話して何を隠せばいいのか
わからない、といったことが起きます。
子供のころは、
親が決めてくれていたから
外に余計な話をしなければよかったけど
大人になったら
【自分のことって
何をどこまで公開してもいいの?】と
悩んで相談される人がいます。
「昨日の休みは何をしていたの?」と
職場の同僚に聞かれた時に
それですら秘密にしないと…と思って
曖昧なことを言ってごまかしたり、
場合によっては
【つかなくていい嘘を重ねて】
自分の印象を間違って植え付ける、
なんてことも発生するのです。
*****ポイント*****
自分のことを
何もかも話すことはありませんし、
知られたくないことは隠して当然です。
ですが、タイトルのとおり
【ムダな秘密を作らないこと】を
心がけると過ごしやすくなります。
そして、秘密にするかどうかを
決める基準として
【何のために、という目的を
はっきりさせましょう】
逆に言えば、
「なんでか分からないけど」といった
理由にならない理由の場合は
秘密にする必要がないと考えます。
上記でも書いたとおり、
なんでも秘密にするクセをつけると
つかなくていい嘘をつくことになり、
【嘘の上塗りだらけの
人生になりかねない】
ということを踏まえてください。
先輩「今日のランチは何を食べたの?」
Aさん「ハンバーグでしたよ」
Bさん「え?あぁ、いやぁ、まぁ…」
先輩の立場に立って質問した時、
どちらの印象が良いかは一目瞭然。
秘密にするというクセは
人との距離感に影響しますから
人間関係に悩む人たちは
ぜひ、秘密を減らしてみてほしいです。
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