心理学を学んでいると
「自己〇〇感」という言葉が
複数出てくることが分かります。
その中でも”自己肯定感”については
触れることが多かったのですが、
今回は前回の延長上にある内容として
【自己有用感】について
取り上げてみたいと思います。
自己有用感とは、
【自分が何かや
誰かの役に立った】
【誰かに喜んでもらえた】
といった感覚のことを言います。
つまり、
【相手あっての感情】です。
自分に自信の持てない人たちは
どんなに努力をしていても
この自己有用感が
満たされることはありません。
「私程度の者が…」という感覚が
常につきまとっているため
周りには喜ばれていても
その状況を良しとできないのです。
自己有用感が優先されすぎると
【自分のことはできないのに】
【いつも他人に尽くしすぎる】
という状況も起こり得ます。
それもバランスが悪いですよね。
この件につきましても
改めて分析してみてほしい事柄です。
なぜなら、人は物事を
【総括して評価しがちなので】
小さな有用感に気が付きにくく
【見落としが発生しやすい】からです。
どんなに自信のない人でも
どこかで役に立っているし
喜んでもらえている可能性があります。
「小さなことじゃ不満だ」と思い、
より大きなことを求めるのなら
どうぞ政治家を目指してください。
そうすれば、
多くの人の目に留まりますから
分かりやすく有用感を得られます。
(ただしアンチもいます…)
*****まとめ*****
「小さなこと」と言いましたが
大したことないということではなく
【日常生活でできること】と
イメージしてみてください。
プレゼントを贈ることもですが
誰かを手伝うこともそうです。
あとは、そうした時の
【相手の反応を
自分がどう捉えるか】
というところに課題がありそうです。
「大して喜んでくれない」
「リアクションが薄い」
このように目に見える印象が
あまり良くなかった時とか
「役立って当然」みたいな
顔を相手にされたら
それはショックですよね。
そういったケースでは、
流してしまうことも大切です。
自己有用感とは?を考える時、
自分のことを挙げるのが難しいなら
試しに【身近な人の有用な部分を】
考えてみてはどうでしょうか?
〇〇ちゃんが私を
・助けてくれたこと
・喜ばせてくれたこと
・手伝ってくれたこと
といったものを考えてみてください。
それができたら逆に
私が〇〇ちゃんにどうしたか?を
考えてみると浮かぶかもしれません。
「私は〜ができない」よりも
【私は〜できるを探す】
これがポイントになります。
ぜひ、試してみてください。
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