「大人として」という考えは
社会に適応していく上で
必要な考え方の一つではあります。
ですが相談される人の中で
特に20代前半の若い人たちでは
【比較対象を
間違えていることが多く】
それで苦しんでいることに
気付くことも大切かと思います。
どういうことかというと、
比較に関しては以前も
【レベルを合わせて比較する】
ということを書きましたが、
学生時代を経て社会に出た時
【立場も育った背景なども
全部違う人たちだ】
ということを前提として
考えることを忘れがちなのです。
だから比較対象となる人も
【自分よりも
はるか上のレベルの人】で
冷静に周りから見ていれば
「そんなん、絶対無理じゃん」
といった相手を手本にして
今すぐにでも
そのレベルに到達しよう…という
【無理難題を自分自身に
吹っ掛けているように見えます】
(新入社員が部長と比較するとか)
例えて言えば、陸上競技の高跳び。
陸上部に入ったばかりの人が
最初から170cmの高さに設定して
それが「飛べない!」と
嘆いているようなものです。
いくら大人になりたいからといって
【自分とかけ離れた存在の人を】
比較対象としていれば
その途中段階がつかめないから
(高跳びで言えばフォームとか)
振る舞いなどかえって
歪になってしまうかもしれません。
*****まとめ*****
”年相応”という言葉通り
私たちには年齢に見合った
態度や振る舞いがあります。
それで考えれば、
社会人としての最低限のマナーや
一般的な考え方を身につけるのが
20代前半なのだと思うのです。
そういったことをすっ飛ばして
高レベルの人を真似たとしても
【社会人の基礎が
できていなければ
ボロが出やすくなり】
全体的に上手くいかないでしょう。
もし自分で好調だと思っていても
周りの大人たちには分かります。
無理をしている、焦っている…。
それを見た大人たちは
【若いから仕方ないよね】
という言葉で片づけています。
本当の意味で大人になるには
【段階的に多くのことを知って】
それを活用できるようにします。
また、老害などという考えはなく
【年配者の熟練した技術も】
とても役に立つことが多いので
しっかり年上に頼りましょう。
【いずれは自分が頼られる
番が回ってきます】
みんながそう…とは言いませんが
分かりやすいのは
「先生」「社長」などと
呼ばれる職業の方々が陥りやすいかな?
大卒後からすぐ、
ずっと先生と呼ばれ続けていると
【自分がすごい人になった気がして】
天狗になってしまうなんて話は
よくあることだと思います。
・自分のレベルに合わせた目標設定
・地に足をつける考え方
・肩書に振り回されない精神
こういったことが必要かと思います。
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