2021年11月14日

発達特性を持つ人の頭の中

日頃から、
発達障害の傾向を持つ人たちは
・想像力が弱い
・ワーキングメモリの不足
・計画しても遂行できない
といったことがあることを
お伝えしていると思いますが、
今回はこういったことを
”具体的なイメージで”
取り上げてみたいと思います。

…というのも、
ただ”想像力が弱い”と言われても
ピンとこない人が多いと思うのです。
「言っていることは分かるけれど、
        受け容れられない」
という気持ちになってしまいます。
やはり発達特性を持つ人たちは
【見た目が普通なだけに】
周りの人も普通の対応を求めがちで
どういうときに何が起きているか
想像が追い付かないものですよね。

そこで今回は、
【想像力の弱さ】について説明します。

例えば、
自宅から駅までの道のりを
当事者に説明するとき、私たちは
”頭の中に映像が浮かびます”
でも行ったことのない場所だと
映像は浮かびませんよね。

当事者にとっては
【一度では覚えられないことが多く】
映像に直結しません。
「この前一緒に歩いたでしょ」
などと言われても、
その映像を思い出すことができません。

もし私たちの脳内で
映像が思い出されなくても
【矢印などの記号】など
自分なりのポイントを決めて
覚えることができますが、
当事者にはそのポイントが
見つからないことが多いです。

これらのことを私たちは
脳内で当たり前にイメージしますが
当事者には浮かびません。
おそらく描けるエリアは
”自宅と駅周辺のみ”といった
感じではないかと思います。
*****まとめ*****
仮に、想像してみてください。
何かを説明されても
【目の前のことしか
    見えなかったら】
とっても不安になりませんか?

さっき説明を受けたことなのに
【思い出せなかったら】
不安になりませんか?

きっと当事者にとっては
そういう心境なのだと思うのです。
そして、以前から失敗続きで
周りを怒らせたりしてきた経験から
【完璧に遂行しなければ】という
プレッシャーと闘っているのです。

その気持ちによって余計に
焦ってミスをしたり
話を聞き逃したりしているのです。

このように考えると
私たちの”当たり前”
【当たり前のことではない】
というふうに考えられます。
発達障害の特性を持つ人たちは
実際の統計値以上に
たくさん存在すると思いますから
【少し許容範囲を広げて】
人との関わりをすることが
私たちの心の健康に
つながるのではないかと思います。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 17:36 | TrackBack(0) | 発達障害
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