2021年07月17日

見たいものしか見ない人

人には考え方のクセがありますし、
何を見る(視点)かは
違いがありますよね。
例えば、発達特性を持つ人たちは
想像力が弱いと言われているので
「目に見えるものがすべて」
というところがあると思います。

自閉傾向が強めの人たちは
自分の世界観がメインなので
「見えない空想を重視する」
という人も割と多いです。

空想と想像は違います。
想像というのは、
色んな情報を組み合わせて
頭の中で考え事をすることです。
空想というのは
非現実的なことなども組み合わせて
あり得ないことなどまで
考えたりすることです。

例えば、
現実世界に不安が多いから
空想して楽しむようになり、
その空想グセが酷くなると
【現実との境目が
   分からなくなり】
ちょっとおかしなことを
発言してしまったり
【見たいものだけしか
   見ないようになる】
ということが考えられます。

ですが、
長年の空想グセの積み重ねで
【それを現実だと信じ切って】
他人と関わろうとしているので
・会話がかみ合わない
・人の話を信用しない
・無い事実を作り上げる
といった頻度が高くなっていき
人間関係のみならず
日常生活にも影響を及ぼします。

当事者自身は、
それを現実と思っているため
周りとのズレが生じた時
【何が起きているか分からず】
困惑することを繰り返します。
そして場合によっては
メンタル不安定になって
病院を受診することもあります。
*****当事者の方へ*****
長年にわたって身につけた
”考え方のクセ”などを
改善させるには時間がかかり、
相当な努力も必要です。

ですが、
【上書き保存的に考えれば】
比較的難しくないことも
色々とあるものなのです。

どういうことかというと、
現状を改善するために
【これまでの自分を捨てる】
というイメージを持つ人は
人生を全否定するような気持ちで
取り組まなくてはいけませんが、
一度覚えてきたことを
【さらに上書きで良い策に】
変更していくイメージなら
これまでの人生を肯定し、
さらに自身を励ましながら
前を向いて進めるということです。

そのための考え方の基本として
何か自分の考えが浮かんだ時に
・思い込みではないか
・人の意見も聞いてみたか
・他の視点はないか
このようなことを
【結論を出す前に】考えて
吟味・精査することが大切です。

そこで数少ない選択肢から
結論を出そうとすると
視野は狭まって偏ってしまうので
【一つでも多くの
    意見を取り入れ】
組み合わせたりしながら
結論に持っていきます。

そうすることで
【現実的なものが見えてきて】
不安などから
見たいものしか見ないのではなく
【見えてきたものに
      対処できる力】
身につけていくことが
より生きやすい日々を
もたらしてくれると思います。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 08:20 | TrackBack(0) | 発達障害
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