発達障害傾向に悩む人たちには
あらかじめシナリオを作ると
いざというときに便利だと
私はいつもお伝えしていますが、
実は
【どんな人にも
シナリオは存在し】
それは
・社交の場
・ビジネスマナー
・冠婚葬祭
こういった時に発揮されます。
これは特別なことではなく
シナリオ自体を持つことは
【むしろ当然のことで】
発達特性を持つ当事者たちは
【当然のものを
持とうとしなかった】
とも言えるかもしれません。
その一つが”振る舞い”です。
こういう時は、こう振舞う…
ということに対して
興味を持たなかったり不要と思えば
スキルとして身につけられません。
分かりやすいところで言えば
【挨拶を必要としなければ】
誰に対しても挨拶をしないし
ちょっとした声かけもしません。
それは、
【できないのではなく、
覚えていない】
と考える方が現実的な気がします。
特に、
アスペルガータイプの人たちは
・こだわりが強い
・人に興味が薄い
・指示されることを嫌がる
・納得できないと動けない
といった特徴があることから
【多くの人が
当たり前としていることに反発し】
あまのじゃくのような態度を
取ることが少なくありません。
個人個人によって
価値観は異なりますが
シナリオのない人の背景には
こうした事情もあるでしょう。
*****当事者の方へ*****
私たちが
当たり前に持つシナリオとは
【月並みな対応の仕方】です。
何かを与えられたら(してもらったら)
「ありがとうございます」
電話をかけた時は
「〇〇と申します」と名乗ります。
それすら、しない人が増えています。
それによって
社会や人間関係から孤立し、
なんとかしたいと悩んだとき
有効と考えられる方法は
【ロールプレイ】です。
ロールプレイでは
何らかのシチュエーションを考えて
それに沿った会話をしていきます。
終わった後に
良かった点と改善点などの
【フィードバック】を行います。
それは当事者を
【称賛するでも責めるでもなく】
【次の課題に
繋げるために必要な手順】
だと考えてください。
私の臨床事例にもあることですが、
人と仲良くなりたいと言いながら
ケンカを売るような態度、
あまのじゃくのような態度を取り
言っていることとやっていることが
【矛盾した態度を取る人】は
まず、その意識改革が必要です。
態度について想像できなければ
お手本があった方がいいですよね。
そのような場合には
グループワーク、自助グループなど
【複数の人たちの集まりで】
取り組みを始めてみてください。
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