2021年04月22日

きれいな文章ばかり読んだ結果…

アスペルガー傾向を持つ人は
会話が苦手ですよね。
小さい頃には友達と
なんとなく遊べていたけれど
思春期を境に違和感を覚え
話すことを止めてしまったり
頑張って会話をしても
うまくかみ合わないことも多く
そういった経験をした人たちは
周りと深く関わることを諦めます。

思春期ごろに自分で気づいて
人を避けるようになる場合や、
【気づいたら孤立していた】
という人もいます。
そのように、
人との距離ができた当事者たちは
やることや趣味がないから
・本を読む
・勉強をする
・ネットの世界に入る
といったことで言葉を習得します。

そうすると、
お手本の中の文章というのは
著者にもよりますが
【比較的正しい日本語で】
きれいな文章なので
当事者にとっては分かりやすく
どんどん吸収できるでしょう。

ですがその反面、
【構成の崩れた話し言葉】
本などから習得することが難しく
私たちが普段適当に使っている
俗語ともいえるものも含めて
【会話の意図を
   汲み取ることができず】
大人になってからはさらに
コミュニケーションが苦手に
なるのではないかと思うのです。

例えば、
論文を読んだり書いたりできる。
専門書を読むことはできるけれど
【やわらかい表現の
   言葉がつかえない】という人、
また、私たちは
相手の話す文章が崩れていても
それを【自分で組み立てなおして】
想像しながら会話を成立させますが
当事者にはもはや
【言葉の並び自体が
   分からなくなってしまい】
まったく理解できなくなることが
考えられるのです。

この場合、当事者自身が
「何が分からないか」すらわからず
もしかすると
宇宙人が話しているように
聞こえているかもしれません。

もう一つ、発達障害傾向を
持つ人たちの苦手として
一文が長すぎると
【どこにかかるか分からない】
ということが発生します。
読んでいる時でさえ分からないのに
話し言葉でダラダラ聞いていたら
余計に分からなくなるだろうと
思うのです。

これが、”会話がかみ合わない”
原因の一つなのではないでしょうか。
こういったことを減らすためには
次のような方法がお勧めです。
・日本語を正しく組み立てる
・一文を短くする
・言いたいことを強調する
・場合によっては箇条書き風で
・場合によっては難しい言葉で

本や論文ばかり読んでいる人の場合、
【簡単な言葉に不慣れで】
難しい言葉を使った方が
反って伝わりやすいこともあります。
ですから
相手によってレベルを変えて
伝えることが大切ですね。

また、当事者の方は
誰かに協力してもらって
【話し言葉を文章化して】
まずは視覚から
情報を得てみてくださいね。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 07:29 | TrackBack(0) | 発達障害
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