2021年01月08日

不適切な関わり方の親

「愛着形成の失敗」について
何度かにわたって
お送りしてきました。
親子関係というものは
周りから見えないことが多く、
一見「素晴らしい家族」でも
実は内情を知ると
とんでもないことがあります。

また、「不適切な関わり方」も
【親側の立場で考えると】
致し方ないということがあります。
かといって
子どもが犠牲になることは
許されるものではありません。

今回は、
どういう状況で
不適切な関わり方が起こる
可能性があるかについて
取り上げてみたいと思います。

よく、一般的に言われていて
分かりやすい例として
【虐待は連鎖する】
ということです。

虐待をする親は、
そのまた親から虐待を受け
その家系をたどると
代々、虐待が続いていた…
なんてこともあります。

だからといって
虐待さえしなければ大丈夫、
というわけでもなさそうです。
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■病気の親
子どもの頃から親が病気がちで
入退院を繰り返したりしていると
どうしても
離れている時間が長くなります。
そうすると淋しい思いをしたり
何かと我慢させたりして
【子どもらしい
  生活を送れないことによって】
影響があるかもしれません。

これについては、
親がうつ病や不安障害などの
精神疾患系による
【メンタルの不安定さ】
だけでなく
他の病気によって
【一緒に過ごせる時間】
少なくなってしまったり
【希薄な関わり方】
ならざるをえなかったり、
色んな要因が関係します。

■発達障害の親
人に興味がないけれど
義務として子を持つ人もいます。
表情が乏しいために
自然な笑顔が苦手な人、
情緒的な関わり方ができず
単なる役割として関わる人など
【特性や二次的な障害によって】
親子間のやりとりが
うまくいかないことがあります。

子どもはその関わり方を
小さい頃から当然として
疑いもしないでしょうが、
大きくなるにつれて
【他人との温度差】
気付く場合が多い気がします。
(当事者談)

二次的な障害とは、
過度に節約を強いられたり
ルールだらけで息の詰まるような
強迫的な症状を持つ場合や
認知の偏った、
パーソナリティ障害関連、
また、不安障害や抑うつなど
色々な精神症状を言います。

■愛着障害の親
虐待とも関連していますが
【親自身が
  愛情不足で育った場合】
人との距離感が分からない
人を信頼することができない
といった問題を持っていて
親子間の関わり方にも
影響が出るかもしれません。

適切に関わってもらえない
冷めた親子関係を経験して
いざ自分が親になったとき
【どう愛して
   あげればいいのか】
戸惑う人も多いです。

たとえ相手がわが子であっても
意思疎通がうまくいかない時、
反発された時などには
親自身が自分の殻に閉じこもって
子どものことを突き放したり
気分の不安定さによって
気まぐれに関わってきたりして
【安定した関係が保てない】
というのが
分かりやすい特徴かな?と思います。
(すみません、ここは私の感覚です)

■その他
不適切な関わり方というのは
”冷たい態度”だけが
当てはまるわけではありません。

【子どもが求めるものと
    親が与えるものが
       ズレてしまう】
その関係のことになりますので
【過度に先回りして手助けし】
【過度に干渉して関わる】
それも不適切な関わり方の
一つと言えるでしょう。
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ここまで書いてみると
「ひどい親だ!」と
感じる人もいるかもしれません。

ですが、私たちは
色んな感情を持った生き物ですし
その親が、
どういうふうに育ったか?
それは自分たちには理解できません。
ただ、その親なりの
苦悩などがあったかもしれません。

以前にも書きましたが、
不適切な関わり方をする親は
【その関わり方しか知らない】
可能性があり、
【自分なりの愛し方で】
子育てをしたのだと思います。

親自身、
【好きで、
  そうなったわけではない】
(病気や発達障害、虐待されることなど)
それを踏まえて
考えることも大切ですよね。

「じゃぁ、適切な関わり方って?」
ということについて
次回は考えてみたいと思います。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 08:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 子育て
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