2020年11月19日

当事者の心の中

アスペルガー傾向の人たちは
【平気で人を傷つける】
言われています。

その特性に気づいて
自身で改善の取り組みをしたり
「外では言ってはいけないんだ」と
長年の積み重ねで覚えたりして
余計なことを言わない場合もありますが
なぜか
【家の中では暴言ばかりで】
それがいけないことだと認識できず
家族を苦しめることが多いです。
(相談事例より)

それで、
社会人として外で働いていて
自分では上手くやれていると
思っている当事者だとしても
周りが指摘していないだけで
【失言は多い】ことも分かっています。

なぜ、周りを怒らせてしまうのか?
なぜ、人が離れていってしまうのか?
自分の何が悪いのか?
存在自体が要らないものなのか?
などなど、
当事者は口には出さなくても
”違和感”に悩まされていることでしょう。

今回は、
【文章の組み立てが苦手】
【相手の気持ちが分からない】という
当事者による発言と
それを聞く周りの人の感覚の違いを
文章にしてみようと思いました。

当事者を男性アスペルガー、
相手は恋人の女性とします。

発言を「」で書きますが、
()は”頭の中の声”として
読んでみてくださいね。
*****会話例*****
●ある日、デートをすることになり
 彼女は張り切って新調した
 お気に入りのワンピースを着ました。

当事者「その服すごい(似合ってる)ね」
彼女「え?(変なのかな?)」
当事者「そういうのを(素敵な服を)
    着ている人はあまりいないよね」
彼女「それって私が変だってこと?」
当事者「いや、そうじゃなくて
        (かわいいのに)」
彼女「じゃぁ何だって言うの?」
当事者「……(なんで怒ったの?怖い)」

●テレビで専門家が
 何かの病気について話していました。
 それについて、お互いにどう思うかを
 話していた時のことです。

彼女「でも、あれって薬で
     治るって言われてるよね」
当事者「だけど専門家は違うって言ってるね」
彼女「どっちが本当なんだろうね」
当事者「(専門家と比べて)
      君は頭が良くないから
       (その知識に詳しくないから)
          専門家が正しいはずだよ」

これ以外にも色々なことがありますが
多くの場合、当事者の
・言葉の選び方の間違い
・てにおは、主語などの間違い
・言葉足らず、事前情報の不足
こういったことで
関係が悪くなっていると思われます。

そして、なぜ当事者が
詳しく説明(釈明)しないかというと
ある程度早い段階で、
「ほらね、どうせこうやって
      うまくいかないんだ」などと
卑屈になってしまいやすいからです。

アスペルガーの特性だけでなく、
それが原因で嫌な経験が増えて
その間に形成されたパーソナリティなども
関連している状態です。
*****うまく付き合うためには*****
本来はもめ事の嫌いな当事者たちです。
それでも、
言葉遣いによって人を怒らせ、
卑屈な態度に出てさらに怒らせ
孤立しやすくなっていますから

基本的には
【二者関係を大切にし】
【変な言葉はまともに取り合わず】
【適当に無視するくらいで】
関わることが良いかもしれません。

二者関係というのは、あなたと私。
つまり、当事者と誰か一人だけです。
おかしなことを言っても
いちいち腹を立てるのではなく
「また変なこと言ってるわ」くらいに
適当に聞き流し、
場合によっては聞かなかったことにして
良い意味で無視をするイメージです。

真面目な人ほど
まともに取り合って必死になって
「自分がおかしいのかしら?」と
なりがちなので、
そうすると心の健康が損なわれますから
ある程度の適当さを持って
関わるのが良いかもしれませんね。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 16:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害
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