2020年09月19日

当事者にとっての「不都合」

前回、相手を好きだと考える基準として
相手の存在が欠けてしまうと
悲しいかどうか、寂しいかどうかということを
基準に考えてみる方法も一つあると伝えました。

それで、受け止め方によっては
当事者の誤解を招きそうな気がしたので
今回はその続きを書きたいと思います。

というのも、相手の存在がなくなったとき
【都合が悪い】と考える人が多いからです。
言葉の遣い方が違うとも言えるでしょうが
それよりも
【道具的に、役割的に困る】ということが
大きいような気がするのです。

例えば、妻と離婚したら
・家事をしてくれる人がいない
・子供の面倒を見てもらえない
・生活費を稼いでもらえない
・話し相手になってもらえない
というような
【存在そのものを失う辛さではなく】
”何かの仕事をしてくれる人”という
感覚で考えてしまうことが多いようです。

どうしても情緒面の発達が弱く
特に特性を持つ男性は顕著に
【感情に働きかけるのが苦手】です。

だから、上記のようなことが理由で
「あなたが大切だ」と言ったところで
感受性の強い女性であれば
「都合の良い女だからでしょ」と
余計いら立ってしまうでしょう。

また、「別れ」というものを
当事者が【自分の失態や失敗】
思ってしまう場合であれば
どんなに不仲で険悪であったとしても
絶対に別れたがらないでしょう。
なぜなら、
【失敗は自分にとって
     絶対に許されないから】です。

今回は当事者が男性という前提ですが
女性の発達特性を持つ人も
少し異なるところはありますが
共通している点もあります。
*****当事者の方へ*****
男女の恋愛感情などについて
文章で説明するのは本当に難しいのですが
上手に異性と付き合っていきたいのなら
【人を大切に思うこととと
  その人の役割やお役立ち度を
     結びつけて考えてはいけません】

もし、それを結びつけてしまうと
【役に立たない相手は
      好きになれない】という
酷い考え方になってしまうからですし、
その考え方が許されるのだとしたら
【苦手の多い当事者は役に立たない】
という結論づけになってしまいます。

「なのにどうして好いてもらえるの?」と
疑問に思う当事者も多いようです。
それは、
【ダメなところがあったとしても、
   あなたを大切に思っていますよ】
ということなのですよ。

ですから、
お役立ち度=好きな気持ち
という考え方は捨ててくださいね。

完璧を求める当事者たちは
【理想が高い割には失敗だらけ】です。
だけど、それでいいのです。

私たち人間は、完璧にはなれません。
自分のダメなところを知りながら
それを改善しつつも受け入れながら
生きているのだと知ってください。
直せるところは努力すればいいし
どうやっても難しいことは
協力を求めればなんとかなります。

ムダを嫌う当事者が多いですが
【言ってる割にムダが多いです】
それも”人間らしさ”と思ってくださいね。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 08:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害
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