前回、「頑張るのがイヤだ」
という内容の記事を書きましたが
発達特性を持つ人たちは
こだわりが強く思い込みが激しく
興味の幅が狭いことが多いので
色々な物事に対して
【不満しかない】という人も
少なくありません。
私たちには見えるのに
当事者には見えないものが
見えるようになるためには
【周りの声かけが不可欠】です。
なぜかというと
自己対話・自己完結の多い人たちなので
彼らは小さい頃からずっと
【不満だけにフォーカスして】
生きてきたと考えられるからです。
親兄弟にも特性がある場合など
”環境によっても”影響を受け
「不満を見つめるのが人生だ」と
意識的にも無意識にも
植えつけられている可能性があります。
だから日常的に見えるもので
【良いことは興味がないこと】と
分類されてしまっている前提だと
ガマンさせられた先の
”楽しみ”など見つかるはずがありません。
このようなタイプの人は
一人では乗り越えるのが難しいでしょう。
それでも、見捨てることなく
周りが声かけをすることも大切です。
例えば、当事者が不満を漏らしたとき
「この部分は良かったよね」などと
声をかけてみます。
当事者もそれを理解するのですが
不満しか見つけられないタイプは
「それはどうでもいい」と
バッサリと切り捨てるでしょう。
おそらく当事者にとっての
ルールや秩序などを
【正すことだけにこだわるから】
良い面には興味を持てないのです。
*****当事者の方へ*****
上記に書いた通りですが
当事者の持っている”不満”は
【こだわりや思い込み】
であることが多いです。
特に、
振り回されて気の毒に思うのは
当事者とは何ら関係ない
街中ですれ違っただけの
【まったくの他人や
社会に対して抱く不満が多く】
そこに時間を費やして
自分自身が楽しめていないのです。
さらに
人とのコミュニケーションが
苦手なタイプの人は、
「楽しい」「嬉しい」などの気持ちは
【一人だけで感じているもの】で、
周りが楽しい時は逆に
冷めた目でみんなを見ています。
「自分は不満しか感じられない」と
苦しんでいる場合には
それが、思い込みだということを
自分に言い聞かせることも大切です。
そしてその感情を
【一旦、切り離してから】
他の人との楽しい話に
【集中する決心をして】
何を楽しいと思うのか、嬉しいのか…
知っていくところから始めてください。
前回もお伝えしたように
意外とあっさり、手のひらを返したように
【価値観が変わるタイプ】ですから
”人の世界を見てみる”ことも
興味が無いなりに、試してみてください。
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