2019年11月23日

イレギュラーでパニクらないために

一昨日の出来事ですが
夜、飲みに行った帰り道
すごい車を発見!!!
本人には申し訳ないけれど
「コントみたいだ」と思えて
了承を得て、写真をパシャリ。
IMG_20191121_230123.jpg
どうやら
友達の所に遊びに来たらしく
運転している最中に
前輪がはずれ、ボルトは吹っ飛び
JAF待ちのタイミングだったようです。

とにかくケガ人が出なくて
良かったと思いながら
その若いお兄ちゃんに
「これ…修理が大変そうだね」というと
(前バンパーも逝ってたし)
「いや、そうでもないよ」と楽観的。

適当なのかと思いきや、

「ここをこうして、こっちをこうして…」
(ごめんなさい私にはわからない。笑)
「だから大丈夫だよ」とのこと。
あぁ…つまり分かっているのね。

もし私がこの状況に陥ったら
JAFの連絡先すら
動揺して見つけられないかも(;´・ω・)

さて、この話の延長で
【イレギュラーが苦手な人】
自分にとって理解できない状況や
初めての分からない事態に陥ると
パニックを起こして
・一人で怒り出す
・挙動がおかしくなる
・人の話が聞こえなくなる
・イライラした態度
・誰かや何かのせいにする
といった状態になりやすいです。

そのため、
周りにいる人たちが
当事者に手を付けられず困惑します。

どうやら、パニック中の当事者は
その時の
【自分の状況を覚えていないのか】
事が落ち着いた後には
【何事もなかったかのように】
ケロッとした顔をするので
さらに周囲は困ります。

当事者は、
「自分の何が悪いのか」を
理解することができないまま
周囲に敬遠されてしまいやすいので
まずは、イレギュラー発生時に
【一つだけ、答えを用意する】
ということから始めましょう。

どういうことかというと
一つの状況(事態)に対して
【ヒントをくれる確実な方法】
一つだけ用意するのです。
上記のお話でいくと
「車が壊れたら、JAFに連絡」
みたいな感じです。

もっと日常的なところに当てはめると…
「突然の予定変更を言い渡されたら
    とにかく手帳をすぐに眺める」
「スーパーで財布を忘れたら
  店員にカゴを預かってもらう」
「電車が止まってしまったら
   まずは取引先に連絡する」
といった感じです。

もちろん、それ一つでは
解決しないことばかりですが
「まず」一つを覚えることで
【冷静になるまでの
   時間を短縮させる】ことが
そのあとの行動を変えるのです。

パニックになった当事者は
「まず…が出てこない」という
経験をくり返しているようです。

人は誰でもパニックになると
その状況を飲み込めないし
冷静に動けないものです。
実際、事故現場では
エンジンを切ることすら忘れて
ガクブルの人もいます。
だからこそ、
発達障害傾向に関係なく
私たちは【日頃から心の準備を】
しておくことが大切です。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 07:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害
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