2019年09月28日

自分の思いどおりにしたい親たち

誰もが、何かしらの課題を抱えていて
親になったとしても乗り越えられず
少なからず
日常生活に影響を与えています。
完璧に健全な人は滅多にいません。

それは、親子関係にも影響します。
カウンセリングの事例の中で
多く取り上げられているのが
いわゆる「毒親」ですが
私は発達障害の相談を受けるので
【発達障害傾向の親】についても
一緒に考えることが多いです。

いずれの問題に関しても
親側に共通していることは
【親の価値観基準】
物事が決められがちということです。

どういうことかというと
「家族は一生一緒にいるものだ」と
親が考えているとすると
【子どもの巣立ちを
     邪魔します】
「ピーマンはまずい」と
親が思っているとすると
【食卓にピーマンが出てこない】
ということも考えられます。

このように、
”親が良いと思ったことのみ
許可される”生活は
【子どもの成長の妨げ】になります。

かといって、何でもかんでも
”自分で全て決めなさい”と
丸投げも良くありません。
分からないことを
誰にも相談できないまま
自分で決めさせられるのは
【責任の取り方を
   知らない子ども】にとって
やはり精神的負担が大きいです。

私たちに個性や性格があるように
子どもにも個性や性格があります。
その子のタイプがどんななのか
【見極める力】
親には必要かと思います。

そのうえでの子育てポイントは
いつも言っていることですが
【相談できる親であること】
【話の聴ける親であること】
【意見を言える親であること】
【説明できる親であること】

これらが親の課題であって
感覚だけに頼って子育てすると
タイトルの通り
”自分の思いどおりに育てる”に
つながりやすくなってしまいます。

子どもたちはいつか、
私たちの手を離れて巣立ちます。
そして一人で生きて行きます。
子育ては、そのためのものです。
【子どもたちの人生の責任を負う】
ということがどういうことか
今一度、確認が必要です。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 05:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 子育て
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