2019年07月01日

例えば…を受け入れられないタイプ

先日、「たとえ話の目的」を
テーマに書きましたが、
今回は「たとえ話が通じない」
というタイプの人について
お伝えします。

私たちは人の話を聴くときに
なんだかピンとこないから
自分の経験や情報から
似たようなことを探し出して
例え話をすることってありますよね。

「それってつまり…こういうこと?」
といった質問で返して
それを修正してもらいながら
相手の言いたいことを
理解するようにしていると思います。

それで、
【正しく理解してほしい】
強く願うアスペルガータイプの人では
「例えば…」と話し始めて
しばらくは聞いているのですが
【自分のことと
   異なる情報だと分かると
     一つひとつ話を遮って
          修正したがる】
ということが起こりがちです。

ですから、話は進まないし
その会話の本質にたどり着かない。
結局「もういいです」みたいに
なってしまうのですよね。

こういった場合にも
例え話を使わない方が
会話がスムーズかもしれませんが、
どうしても例えないと
進められないケースとしては
【自発的に話せない場合】です。

・質問に答えられない
・答えが思い浮かばない
・頭が真っ白になる
というタイプの人の場合には
【選択肢を提供して】
一番近いものを答えてもらい
そこから話を展開させます。

その際には
「これから話すのは例なので」
【あなたの話ではない】
ということを
強調しておいてから
始める方が良いかと思います。

こればかりは、
個人差がありますから
使い分けてみてくださいね。

また、例え話をシンプルに
重ねて使わないことも
おススメですよ。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 08:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害
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