2019年03月19日

カミングアウトできない理由

知的を伴う発達障害の人は
幼少時代から診断を受けて
日々過ごしていますが、

発達障害傾向を持つ人たちで
幼少期に診断を受けず
そのまま大人になった人たちは
【普通に就職して
  毎日を過ごしています】

けれども、
社会に出てみてから
「何かおかしい…」とか
「苦手が直らない」などの
問題が浮上してくることが多く
困って相談を受けることは
私はよくあります。

事例では、
「上司から
  病院を受診するよう
      言われました」
というケースがありました。

「その目的は?」と尋ねると
【診断をもらって来て】でした。

普通に勉強ができて
偏差値もそれなりで
大学まで卒業して就職して
今更、診断を受けて
【メリットは何?
  支援でもしてくれるの?】
尋ねると

【診断が下りたら
   障害者枠で働かされる】
ということでした。

確かに
【マルチタスクが苦手な】
人たちが
職場で臨機応変に
何でもこなすのは難しく
周りに迷惑をかけるでしょう。

だけど
【IQ値の高い
   発達障害はグレー】
なのにもかかわらず
【企業が障害者扱い】です。

給与を減らされ
レッテルを貼られ
役職は降格…

これじゃ、
誰もカミングアウトできません。

====================
【障害者基本法】
身体障害・知的障害又は精神障害があるため
継続的に日常生活又は社会生活に
相当な制限を受ける者
====================

「差別や偏見はダメだよ〜」
なんて大人が言っているけど
【社会が差別してるじゃないか】
って思います。

これじゃ何のために
大人の発達障害診断が
必要なのか分かりませんよね。

社会心理学を学んでから
私の視野は広がりました。
今回のケースを考えると
本人の問題というよりは
社会的な影響が大きいです。

こればかりは
どうにもお手伝いできない
相談になってしまいます。
だからきっと
医者ではない私に
相談してくださったのですよね。

これからも
こういった人たちを
できる限り支えていきたいと
改めて思いました。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 08:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害
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