発達障害の傾向を持つ人の中で
「感謝って何ですか?」と
疑問を持っている人がいます。
辞書をひいたり、人から聞いたりして
言葉自体は分かっているものの
実体験としては
どのようなものだか分からない。。。
では、その人が悪人なのか?というと
そういうわけではなくて
【純粋に分からないから】
質問して来られるのです。
正直、私は戸惑います。
【ありがたいと思うこと】
というそのものが
理解できない相手に
何て答えればよいのか…。
そもそも、
このような疑問を
持ってしまったことには
色々な要因が存在します。
例えば、
親が子どもの発達障害傾向に
気付かなかったり
認めなかったりしたとき。
【ただの性格だから】などと
一過性のものだと思うことで
子供の苦手なことを
常に【先回りして】
補助し続けることによって
その子供は
親に補助してもらうことを
【当たり前と思い】
してもらって当然、という
気持ちで大人になります。
子供が困っているとき、
親が助けるのは
当然のことかもしれませんが
ここで大切なのは
その子供が本当に
【自分で乗り越えられないのか】
ということを考えることです。
もう一つ、
本当に乗り越えられなくても
【どの部分を補助するか】を
きちんと区別することです。
これが上手くいかなくて
ほとんどの苦手に対して
親が手出ししてしまうと、
子供はそれを当然と思い
感謝を理解できません。
視点を変えて
アスペルガータイプの人は
【事実だけを受け止める】ので
苦手だから手伝ってもらうし、
できない誰かを手伝います。
だから、
困りごとそのものが
子供にとって
乗り越えられるかどうかの
【判断ができない】
場合も考えられます。
だから、成人しても
子供にお金を払ったり
養い続けたりする家庭は
意外と少なくないのです。
こういったことになる前に
子育ての段階で専門家を交えて
対策を立てましょう。
苦手を埋める補助をするのは
【特別なことです】
今はできないから
補助していたとしても
いずれは【自分でやります】
将来、親は先にいなくなるので
【自律性を養うための】
サポートであるだけで、
それは【一時的なこと】です。
【〜してもらっていること】
であって、
それは
【当たり前ではありません】
このように
子供に教えるのです。
そうすれば、
子供も自分なりに
考えるようになります。
できない=やってあげる
という
公式を捨ててください。
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