2022年05月14日

独り言かどうか判断する

発達障害相談の中では
”独り言”についても
よく話題に上がります。
当事者に自覚がある場合と
そうでない場合があるのですが、
関わっている側の人からすれば
【独り言なのか、
  話しかけてきているのかの
         区別ができず】
対応に困っていることが多いようです。

なぜそんなに独り言が多いのか…?
この頃、私なりに想像しているのですが。
基本的に自閉傾向がある人は
【脳内対話が日常茶飯事で】
言葉を話さないながらも
頭の中で会話が続いています。

色んな考え事をやめられず
脳を休ませるのも苦手だと思いますし、
疑問や興味を持ったことなどがあれば
【誰かに話して共有するのではなく】
自分の中で対話を続けて
納得して終わらせる感じなのです。

それがうっかり
”口からこぼれちゃうのかな?”
なんて思ったのです…(;^_^A

そう思った根拠といいますか、
私なりの体験があります。
例えば、
脳内で作成されたシナリオを
【時間に合わせて量調節できず】
もう時間が無いというのに
最後まで言わないといけない。
その場合、
相手のもとを去りながらでも
最後まで話し続けてしまう。

これ、知らない人から見たら
独り言を言っている当事者ですよね。
でも本人は
”シナリオ通りに相手に伝えようと”
努力している姿勢なのですよね。
たまたま時間がなかっただけで。

家庭内では、
【視線が合わないことも理由で】
テレビに話しかけているのか?
テレビの内容を
家族に話しているのか?などの
判断ができず困ることがあります。
*****まとめ*****
アスペルガー特性である
”内にこもる”イメージの態度は
当事者も好きでやっているわけでなく
そうなってしまっただけです。

その日常が
上記に書きました通り
【自分との対話だけで
  成り立っているイメージで】
本当に相手に話しかけているのか?
思ったことをつぶやいただけなのか?
その判断が難しいことが多いです。

特に自己防衛に走ったとき、
自分をなだめる手段として
誰かや何かのせいにするとします。
それは本来、頭の中で考えていて
外に言葉として出ないのですが
(出さない選択をするという意味)
もしかすると当事者の中には、
【音声にしないと
    自分をなだめられない】
というタイプがいるのかもしれません。

そして、
そのネガティブな言葉を発して
周りを怒らせてしまうのかもしれません。
「あれは私が悪いんじゃなくて、
 それを教えてくれなかった
 〇〇さんのせいだから
 私は悪くないし謝らない。」
こんな言葉を聞かされたら
イラっとしますよね(;^_^A
だけど私たちは何か失敗した時など
時には誰かのせいにしますよねw
【ただそれを、言葉にしないだけで】
という違いなのかもしれません。

そうすると、
当事者から発せられるネガティブな言葉を
すべて鵜呑みにしていたら
まともに付き合えないなぁって思います。
ですから、
その言葉が独り言なのかどうなのか?
その都度判断を大切にしていくと
良いのではないかと思いました。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 21:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害