2022年04月28日

急に赤ちゃん言葉かよ!

今回、ふざけたタイトルなのですが
結構重要な内容になります。
この話は、息子からの要望もあって
実話を含めて投稿します。

息子には、
先天的なハンデがいくつかあります。
先日大学の授業の際、ネイティブの先生に
自分のハンデを伝えました。
日本語が分からない、それ以前に
【日本文化も暗黙の了解も
   分からないのでしょうね】
だから、先生、やらかしちゃったのです。

息子は右耳に
「中低音域難聴」を抱えています。
ですから右側から小声で話しても
高音でないと聞こえないです。
私たちの話声は中低音であることから
日常生活でも私が息子の左側に座った方が
会話がしやすいです。(電車の座席とか)

それで、大学授業中に先生が
息子にわざわざ近づいてきて
大きな声で聞こえるように
パフォーマンスをしたのです。
しかも、聞こえない右側から(笑)

この行動は、捉え方によっては
とても親切な行為なので
感謝することかもしれませんが
某有名大学の自殺が話題になったことを
あなたはご存じでしょうか…?
【大勢の前で秘密を
   暴露されたことにより】
自殺してしまったという話です。
(アウティング事件、7年前)

幸い、息子は気にしない人ですし
先生の行為を見て、
友達と「はぁ?www」
みたいな顔をして流したそうですが(;^_^A
【特別支援教育を
  教える学科でやることか!】
なんて本当は怒っていました。
*****相談事例*****
アウティングだけではありません。
発達障害の傾向を持っているだけで
【急に幼児言葉で
    話しかけてくる人】
スキルトレーニングを始めたら
【小学生のような
    テキストを渡された人】
そんな話を結構耳にしています。

おそらくフォローする人たちに
悪気があるわけではなくて
【マニュアルがそうなっているから】
対応がおかしくなるのだと想像しています。
だからといって
”大人に対して失礼だろ”って
思うのは私だけでしょうか…?

失礼ですが、
その辺の大人よりも
ASDタイプの人はIQが高いですよ。
ただ受け止め方が独特なだけで
コミュニケーションが苦手なだけで。
確かに精神年齢は低いです。
それはきっと分からないことが
【分からないままで
   大人になったから】だと思います。

分かればきっと吸収率は高いし
私たちなんかよりも
はるかに記憶力も高い。
それは環境が原因ともいえます。
*****当事者の方へ*****
カミングアウトには勇気が要ります。
だから無理に話す必要はありません。
ですが、周りが事情を知らない中で
【自分の苦手を許してほしい】
願ったとしてもそれは叶いません。

なぜなら「普通の人」として
その環境で過ごしているのだから
対応に関しては平等なわけです。
合理的配慮はありません。

そして、私の息子が
特別支援教育を学んでいるから
自分のことを平気で言えるんだよ…と
もし思ったならそれは誤解です。

小さい頃から
【ハンデがありすぎて
  隠しきれなかったからあきらめた】
というのが事実です(笑)
そして、子供のハンデを
【親が悲観すると
    子供も悲観します】
でも我が家ではそれを肯定しました。

今困っているのは、
ハンデを肯定してきた分
【周囲にハンデを
    理解してもらえない】
ということが時々あります。
「普通の子供なのに
    ハンデを持たせたい母親」
みたいに勘違いされることも。。。
ま、そんなん
小さい頃から慣れっこだけどね(笑)

とにかく、うちのように
知られて平気な人もいれば
知られたくない人もいる。
もしも誰かの理解を得たいなら
【話しても大丈夫な人を見極める】
ってことが大切なのだと思います。

そういう意味では、
職業柄私がそうですよね。(守秘義務)
でも学校の先生というのは
そういったところを
分かっているようで分からないのかも…と
今回の件で思いました。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 18:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害

2022年04月26日

無難な、人の立て方

前回は「人を立てる」ことも
覚えておくといいという内容の
記事を書いたのですが、
イメージができない人のために
具体的な例を作ってみたいと思います。

登場人物を「私」とあと2人
田中さん…幼なじみ
佐藤さん…田中さんの職場の人
こういう設定にしてみます。

まず、大前提となるのは
職場関係の人がいるということは
【肩書ありきの関わり】
ということになります。
アスペルガー傾向の人の中には
この時点で「分からない」と
言われるタイプが存在しますが、
ただの田中さんと佐藤さんではなく
”〇〇会社の主任(など)”
という前提がある、ということです。

つまり、私の発言によって
【二人が社内で
   ギクシャクしないように】
気をつけるということから始まります。

さて、3人での飲み会が始まりました。
**********************************
佐藤「田中さんは、
   業務をテキパキこなして
   頼りになるんですよ」

田中「いえいえ、佐藤さんのおかげですよ」

佐藤「明るいので人気もあります」

田中「そんなことないですよ」
**********************************
実際に私が見てきた幼なじみの田中さんは、
人気があると自分で言っているし
普段だらしなくて動きも鈍いです。
明らかに
【自分の知る田中さんと
    職場の田中さんが違います】

そこで私にこだわりが発動。
”間違った情報を正したくて”
佐藤さんに本当のことを話したら
二人の仲はどうなるでしょうか。
【場の雰囲気や人の気持ちを
        推し量れない】
というのは、
こういったタイミングで起きています。
*****ポイント*****
飲み会での田中さんは佐藤さんに対して
・謙遜して振る舞いたい
・感謝の気持ちを伝えたい
という2つの様子がうかがえました。

ですからそこで
「嘘言わないでよ、
 いつも自分でカワイイとか
 言ってるくせに(笑)」
「会社の人たちのこと、
 出来が悪いって言ってるじゃん」
などと本当のことを言ってしまうと
田中さんの見せたい自分と変わりますし、
場合によっては田中さんを怒らせて
関係が悪化するかもしれません。

だからそういう時は
【佐藤さんの言葉に
    便乗する感じで】
田中さんの普段の良い所を
少し話してみてください。
これが、「立てる」です。
ただし、思いつくことを片っ端から
たくさん言い続けると
【嘘っぽく盛られた話になるので】
1つ2つ程度、話してみてください。

そして、田中さんの良いところを
たくさん知っている佐藤さんのことも
肯定するとさらに良いでしょう。
【褒めすぎず、けなさない】
これを覚えておくと良いかと思います。

「なんでそんなこと
    しなくちゃいけないの?」と
思ってしまうかもしれません。
それは、
しなくてはいけないことではなく
自分自身の人間関係を
【より良くするための方法の一つ】
というふうにとらえてください。

後日、佐藤さんが
「あの方(私のこと)は
 余計なことばかり言うから
 二度と会いたくないわ」
こんなふうに言われていたら悲しいです。

「あの方(私のこと)
 とても雰囲気の良い人だったね。
 またお話ししたいな。」
なんて言われていたら嬉しいです。

人を立てるかけなすか、それだけで
【人から見える、
    自分の印象が変わる】
ということを知ってくださいね。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 16:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 自己改革

2022年04月24日

人を立てるのが下手

この頃は、
人間関係が苦手、ということの中で
”取り上げられることすらない”
テーマについて書きたいと思います。

なぜ取り上げられることがないか?
それは、
【そういった必要性を
    感じていないから】
なのではないかと思います。

特に悩み相談をしたい人は
自分自身のことで
いっぱいいっぱいのせいか、
自分の「見られ方・評価のされ方」
などに注目する割には
「他人に対しての振る舞い」
というところに焦点を当てる人が
この頃少ないことを私は感じています。

きっと余裕がないのだと思います。
ですが以前も記事で書いたように
【評価されたい人ほど
   振る舞いに気を付けて】
ということも心がけてほしいです。
その中の一つが、「立てる」です。

「人を立てる」というのは
決して褒めちぎるとか
自分の気持ちを無視すること、
嘘を言うことではありません。

例えば友人同士で集まったときを
想像して例を書いてみます。
=================================
A「この前、服の試着をしたら
  ピッタリサイズだったのよ!
  だから迷わず買っちゃった♪」
=================================
この時、
実は最初の試着でサイズが合わず、
結構決めるまでに時間がかかっていました。
そこに自分が立ち会っていたとします。

「嘘ばっかり(笑)
 ホントはサイズ合わなかったし
 めっちゃ時間かかったじゃん!(笑)」
親しい間柄なら突っ込みたいですよね。
でももし、
同席している他の人たちが、
そこまで親しくなかったら
他の人たちはどう思うでしょうか?
*****まとめ*****
自分以外の誰かについて、
【その人が周りに対して
  どんな自分でいたいか】
これを察知して合わせるのが
人を立てる、ということになります。

発達障害傾向を持つ人たちは
察することや人の気持ちが分からないので
公の場で失敗したり
誰かを怒らせたりすることが多く
悩んでいると思います。

ですから、
特性を持つ人と同席する場合には
【事前にルールを決めておく】
【お願い事をしておく】など、
あらかじめの準備をしておくと
その場が円満に過ごせると思います。

特性を持たない人でも
ちょっと心配だな…と思う時は
お願い事をすると良いですし、
自分がやらかしそうな場合は
【自分から連れの人に
   聞いてみてください】

人を上手に立てられる人は
人物評価が高くなります。
自分を良く見せることだけに囚われず
【周りとのバランスも整える】
そんなイメージ作りをしてみてくださいね。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 08:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 自己改革