2022年03月22日

子供の時に習わせておけばよかった

今回は、私がやっていた習い事が
もしかすると発達特性を持つ人に
良いのではないかな?と思ったので
取り上げてみたいと思います。

発達障害傾向を持つ人たちは
・行動の切り替えが遅い
・こだわりが強い
・時間配分が苦手
といったことがあります。
そのために
作業に時間がかかってしまったり
遅刻をして迷惑をかけたりして
周りからの評価が下がり
辛い思いをしている人もいます。

当事者としては
「自分なりにやっています」と
言い張ったとしても
周囲から客観的に見ると
きちんとはできていません。
そして直そうと思っても
”どう改善すればいいのか”
大人になるとなかなか難しいです。

それで私が自分で習っていて
今とても役立っているのが
【珠算】だと気づきました。
やっていたのは5歳〜17歳頃です。
珠算について少し説明します。

昔の話になりますし
その教室によって方針が違うので
今と比較できないかもしれませんが
級の段階では
掛け算・割り算・見取り算・暗算とあり
各10分で10〜20問の回答をします。
段位になるとそこに…なんだっけな…w
応用計算と、ルート計算などが入って
それらも各10分で20問くらいだったような…
古い記憶なのでごめんなさい(-_-;)

とにかくその珠算というのは
【10分で行動を切り替えないと
     試験に合格できないので】
繰り返し訓練の日々でした。
正直、退屈だし面倒だし、
途中で何度も辞めたくなったのですが
親が厳しくて(笑)泣いているのに
道路を引きずられて連れていかれました(;^_^A

先生も厳しくて、毎日の訓練ですし
本当に嫌気がさしていたものの
その訓練の成果があって
競技大会に出られるまでになりました。
競技大会では「読み上げ算」なるものがあって
先生が口頭で読み上げる数字を
ソロバンで計算していくわけです。
「ちょっと待って」はありません。
一つ聞き落せば失敗、退場です。
*****まとめ*****
私の息子は外では
テキパキしているみたいですけれど
家にいるときはダラーン、グダグダです。

ほんとに、
ソロバンやらせときゃよかった。
彼のペースを尊重して育てた結果
【自分の利益にならないことでは
        時間の無駄遣いが多く】
結構私が迷惑しているのです。

ソロバンをやっていると
もしかすると、10分という
【短時間の時間感覚が
   身につくかもしれません】
【次の行動に切り替える覚悟が
     できるかもしれません】
【10分間の集中力を養い、
  座っていられるかもしれません】

場合によっては
せっかちな性格になるかもしれないけれど
以前にも記事で取り上げたように
【今すぐ、その手を止められるか】
親になったとき(子育てで)
特に求められるスキルですから
私自身はとても役立ったと思います。

頭を切り替えないと勝てない。
こだわっていたら間に合わない。
短時間になるべくたくさんこなす。
そうしないと競技大会では
優勝を狙うことはできませんでしたし
段位を取るのも難しかったですから
小さい時の修業は大切だったなぁ。
今は厳しかった親に感謝ですね(笑)

大人になってからですと
なかなか感覚を得るのは
難しいかもしれませんが、
これから子供に習い事を考えている人は
ぜひ珠算も一つ検討してほしいですし
大人の場合には、
珠算以外で「短時間勝負」のゲームなどで
【時間感覚を養う練習】
見つかると良いですね。

注)デメリットは…
  ひっ算ができないことです。
  3〜4桁程度のものであれば
  問題を見たら答えが分かるので
  回答過程が書けなくて
  怒られましたし
  テストは「×」でした(;^_^A
posted by 心療カウンセラー長谷 at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害