基本的に男性のほうが
アスペルガー特性は見えやすく
女性は気づかれにくいです。
その理由は、
女性は【共感性が備わっていて】
小さいころからある程度は
周りに合わせることができるからです。
(程度の差はもちろんあります)
それで、今私が
発達障害関連の相談を受ける中で
やんわりと「こうかな?」という
感覚で見えてきたことを
今回は書きたいと思います。
女性の場合では、
【だいたい世間話はできます】
だから「初めまして」から
それなりに話せるようになるまでは
【ただの人見知りに見え】
少し打ち解けてくると
いろんなことを話すようになります。
その先で気づいたことを3つ挙げます。
【口火を切ることが少ない】
簡単に言えば、
”話題の提供ができない”です。
沈黙になると、沈黙のまま。
当事者談では
”0から1を生み出せない”
ということだそうです。
だから”きっかけさえ作ってもらえれば”
それについて話すことができます。
また、”その先の展開も苦手で”
キャッチボール的には
少なくなってしまいます。
【もう一段階の想像が弱い】
それなりに会話が弾むものの
会話の中に出てくる
”その言葉が何を意味するか”
についての理解に乏しく
また、女性同士の会話というのは
”流れるように速く適当”
ということも多いので(笑)
どうしても理解が追いつきません。
【理論で考える力が弱い】
理系脳の人は別でしょうし
男性にも存在していますが
女性は
”感情で、感覚で物事を考えて”
”それを言語化するのが苦手”
という人が多いように思います。
その中でアスペルガー特性を持つ
女性の人たちはより一層
問題解決力が低くなったり
説明が追いつかないなどの気持ちで
ヒステリックになるなどの
悩みを抱えていると思います。
*****まとめ*****
女性の場合でも男性同様、
表面上は上手く
ふるまっているように見えるけれど
【人間関係で困ることは多く】
悩んでいます。
私が当事者とかかわっていて、
「ここが一番難しいな…」と
いつも考え込んでしまうのは
【その発言の意図です】
どんなにわかりやすい言葉を使っても
言葉自体が耳で聞き取れても
その意味が理解できない。
そして
【恥ずかしいから
理解したふりをして】
聞き流してしまうこともあります。
人によっては、
【理解できないことに気づかない】
ということもあると思います。
これらに対する対応法は
後日また取り上げようと思います。
男女関係なく、苦労が多く
拗らせている人も多いですからね。
本来は優しい素直な人たちが
そんなふうに苦しむのは
私も辛いと感じてしまいます。
女性は男性とは違って
”心の中で考える言葉が情緒的”
ということも多いので
おとぎの国のお姫様、ポエマーといった
印象を受けることもありますが
当事者は
【精一杯表現しているのだ】と
受け止めてあげてくださいね。