2021年10月30日

甘え方にもいろいろある

今回も数回、甘えから発展させて
記事を書いていきたいと思います。
前回、
「甘えはその人なりの表現」
といった内容で取り上げたのですが
人それぞれの表現にも
【印象の良し悪しはあって】
場合によっては人を怒らせたり
人間関係を崩壊させたりします。

◆ポジティブな甘え方◆
にこやかにすり寄っていったり
「好きだよ〜」などと
”素直に自己表現”することです。
何か頼みごとをするときも
「お願いします」の姿勢が
整っている…というか
”感謝、喜びなどを感じる表現”
といったイメージになります。

◆ネガティブな甘え方◆
ぶっきらぼうに「〜して」とか
”感情と表現が一致せず”
本当は嬉しいのに
それをうまく表現できません。
また、何か問題が起きた時には
「お前のせいで…」などと
”八つ当たりするのも”
甘えの一部であると考えます。
基本的な印象が
”あまのじゃく”っぽいです。

こういった人のパートナー(恋人)が
その本人の気持ちを汲み取った時
「仕方がないな」と思って
相手の要求を呑んであげていても
【表現が乱暴すぎると】
そのうち気持ちは冷めていきます。

甘え=ワガママ
とも言えるかもしれませんが、
かわいらしいワガママと
度を越えたワガママがあります。
【傲慢・横暴・便利使い】
といった甘え方もありますが
そういった甘えを続けていると
いつかは見放されてしまいます。

それは、ポジティブな甘えも
同じことが言えると思います。
素直に表現していても
【受け入れる相手のキャパ超え】
というところにも注意して
どのくらいなら許されるだろうか…
ということも考えてみてください。

そう考えてみると
”ほどほどに甘える”って
すごく難しいことですよね(;^_^A
私もおばさんになったのもあって、
どうやって甘えるのだろうか???
甘えられることばっかりだな(笑)
っていつも思っていますよ。

恋愛に関することだけでなく
友達でも職場の関係でも
気を付けておきたいことですね。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 08:55 | TrackBack(0) | 自己改革

2021年10月28日

甘えることができない

特に恋人関係などの相談では
甘え方が分からないとか
甘えてくれないなどの
内容を聞くことが多いですが、
【甘え方は
  人によってそれぞれで】
それを”どう受け止めるか”まで
含めて考える必要があります。

自然な形で甘えを覚えられるのは
幼少期頃までになるかと思いますが
本来なら自然な形で親に甘えるのに
それを許してもらえなかった人が
多く存在しています。

それは、虐待が起きているわけでなく
普通の平凡な一般家庭でも
起こり得ることですし
愛情不足に陥ってしまう場合、
【親の基準で関わり方を
     決められるなど】
その家庭によって異なります。

また、本人の問題として
【発達障害傾向を持つ子どもは】
たとえ相手が親であっても
”役割以外を求めない”
という場合もありますから
その場合には、
親が一生懸命関わったとしても
【本人には届きません】

そういった「甘え」の不足で
大人になって恋人ができた時
本人なりには甘えていても
その甘え方に
【相手が満足しないという問題が】
出てくる可能性があります。

上記で幼少期までの話をしましたが、
それ以降にも別の理由で
甘えられなくなってしまいます。
例えば、
思春期にいじめを受けたとか
からかいなどによって
疎外感を味わった結果
【人間不信になることも
      原因の一つです】

社会に出てから出会う人も
信用するのが怖いとか
恋人でさえ何を考えているか
分からなくて不安、など
いろんな悩みがあります。

相手の望むように甘えられない、
相手が甘えてくれないといった
悩みを抱えている場合は
これから少し考え方の転換を
してみてはいかがでしょうか。

端的に言えば
【それが、その人なりの甘え方】
という考えを採り入れることです。
それ以上を求めるということは
【相手をコントロールしようとする】
という意味合いにも捉えられます。
お互いが好きになって付き合って
その中での満足度の問題が
反って関係を悪くしてしまうと
悲しい結果になりますよね。

だから、
甘え方の分からない人は
「これでも甘えてるつもり」と。
甘えてもらえない人は
「相手なりに甘えてくれている」と。
そんなふうに考えてみて
長い時間をかけて信頼関係を形成し
仲良くしてほしいと思います。

最後に、
愛情不足の問題を解決するには
【パートナーとの
   信頼関係が不可欠です】
距離感が近すぎたり遠すぎたり
それも個人差がありますし
要求レベルの違いもありますから
ある程度は許容し、
「これ以上は無理です」という
意思表示もしながら
バランスを保って時間をかけて
信頼関係を築けると良いかと思います。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 09:00 | TrackBack(0) | 人間関係

2021年10月26日

どうやったら「配慮」を覚えられますか?

「よく気が付く人がいて…」
「気の利く人になりたい」
などの相談も時々あります。

いわゆる”気遣いのできる人”は
何を見て考えて、そうできるのかを
私なりに考えてみました。

単純に分かりやすいのは
何かの話になった時の典型で
(自分たち以外の話で)
「私は〜」と始まる人と
「その人は〜」と始まる人、
「その事実は〜」と始まるなど
【どの視点や立ち位置で
      考えているかの違い】
というのが考えられます。

◆事例
************************************
取引先の企業に友人がいるのだけど、
その人がモラハラを受けててね。
だから上司に相談してみたら
「対応するから待ってくれ」と言われ
それから1カ月経過しても
何も対応してくれてないみたいなの。
************************************
自分目線では、
「そんなことされたら耐えられない!」
相手目線では、
「その人はどんな苦痛を味わったのかな?」
社会目線では
「モラハラというのは〜で……」

こんな違いがあるかと思います。
一概には言えませんが、
【自分がどの視点で
   考えるクセを持っているか】
これについては日々検討して
振り返ると良いかと思います。

また、男性的なエスコートや
女性ならではの気遣いに
憧れている人もいますね。
「モテたい」人は相談してくれます。
私も、モテたいです(笑)
だから一緒に考えます(;^_^A

よく気の付く人は
【頻繁に対象者を見ています】
暑そうにしていたら
さりげなく水を渡したり
エアコンの温度を下げたりします。
荷物が重たそうにしていたら
さりげなく持ってあげます。

自分目線で考える人は
【自分の感覚で判断するので】
「自分でやればいい」という
感覚になってしまいやすいです。
リモコンは目の前にあるし
荷物は持てるから持っている、
といった判断になります。

その時、相手が
どうしてほしいか分からないから
自分の感覚で考えてしまい
【〜しましょうか?】という
感覚になりにくいかもしれません。

例外ですが、
【親の顔色を伺って育った人】
また特殊な配慮をするクセがあります。
とにかく
【機嫌をとって媚びるような】
嫌われない方法を採る感じです。

これは、気遣いとは異なります。
だけどそうしなければならない
生活を送っていたのですから
クセ付いたものが残ってしまいます。
相手が親でもないのに
上司や先輩、友人にまで気を遣い
【自分の気持ちを削ってまで】
相手に従おうとしてしまいます。

配慮とは、
【プラスされたサービス】
顔色を伺うのは
【マイナスにならない
     ためのサービス】
といった違いがあるかと思います。
*****まとめ*****
気遣いができるようになるためには
・周り全体を見渡す習慣
・相手の視点で考えること
・自分の感覚で考えないこと
この3つがポイントになります。

ただ、
最初から上手くできるはずはなく
相手の気持ちなど
誰にも分かるはずもありませんから
こういう時は、
どうすればよいのか?などの疑問は
【多くの人からの
   情報収集を手がかりとして】
試していくと良いかと思います。

また、気遣いが上手な人は
【質問も丁寧にします】
上記例の中でのエアコンなどは
自分の感覚で付けるのではなく
「少し暑いので冷房にしましょうか」
などと声をかけます。
【さりげない自然体の声かけ】
気遣い・配慮の一つです。

気遣いに関して気になる人の
参考になれば幸いです。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 16:55 | TrackBack(0) | 自己改革