2021年09月09日

「知らんけど」を付けてみる

なんだこのタイトルは!?
…とお思いでしょうが(;^_^A

関西人の”あるある”で聞くのが
この「知らんけど」という言葉です。
知らんけど、とつくと
ほぼ信用しないでいい的な意味だと
私は聞いたのですが
実際にはどうなのでしょうか(笑)

さて、なぜこの言葉を付けるか?
どういうときに付けてみるか?
ということについてですが、
【他人の言葉に
   振り回されがちな人は】
覚えておくと良いかもしれません。

・話を鵜呑みにしやすい
・自分で決められない
・自分が信用できない
このような問題を抱える人は
他人の言うことをアテにしやすく
それに沿った行動などをしようと
試みることがあります。

その結果うまくいけばいいのですが
そこで失敗することもあります。
その時、アテにしていた他人は
謝ってくることはないし
「自分で決めたことでしょ」と
言ってくることが多いです。
そうすると、
相手への印象が悪くなりますし
関係を断ち切るかもしれません。
だけど、本当は
相手の言っていることが事実です。

言葉を使って人と関わる時
それぞれに
【言い回しの自由】があります。
「こうしなよ」「絶対こうだよ」
このようなことを言われれば
信じようとするのも人間ですが、
言われた通りにしたからと言って
上手くいくとは限りません。
だから、こういうときに
「知らんけど」を付けてみてください。

これは、
【発言に責任を持たない】ことを
意味しています。
相手が思い付きで言ったこと、
強引に押し付けてきたことなどを
その通りにした結果
自分の立場が悪くなることを
想定して考えるのです。
*****まとめ*****
自分以外の人たちが
自分にしてくれるアドバイスは
【あくまでも参考程度に】
留めることを心がけましょう。

仮に、もらったアドバイスが
とても役に立ちそうで
一番良い方法だったとしても
【最終的にそれを
   選ぶのは自分なので】
選択した結果を受け止めるのは
自分自身ということになります。

なかなか、人に頼らず
自分で生きていくのは大変ですが
小さなことの選択から
始めてみてください。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 17:25 | TrackBack(0) | 自己改革

2021年09月07日

特別扱いされる理由

「特別扱いをされたい」と
思ったことはありますか?
例えば学校の先生が
A子ちゃんだけを特別扱いして
周りの子が「ひいきだ」と
羨ましがるような場面が
典型かと思います。

他の人と比べて
自分が優遇されることは
誰にとっても嬉しいことです。
そして、そうなるためには
【それ相応の理由が必要で】
その理由については
【自らの働きかけによって】
得られることが多いです。
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私はFさんが困っている時、
いつもお手伝いをしていました。
Fさんはリーダー的存在なので
多忙なことが多かったため
私は気の毒に思ったので
率先して手伝っているうちに
Fさんはいつも私に
親切にしてくれるようになりました。

ですが周りの人は
Fさんが私に親切にすることを
良く思っていないようで、
私は周りの人に責められます。
「あなたばっかりずるい!」と
言われたこともありました。
============================
事例を作成してみました。
この事例で卑怯なのは
「私」ではなく
むしろ周りに当たる人たちです。
彼らは
【何の働きかけもせず
    恩恵を受けたい】という
ずるい考えを持っています。

どちらの立場に立って考えても
分かりやすい話だと思うのですが
他人を見て羨ましいと思う時
【相手側の背景事情を想像して】
自分の行動や言動を
見直してみると良いかと思います。
*****まとめ*****
人は、満たされていない時
「私を見て」「こっちを見て」と
思ってしまうものです。
そういう時、
注目されている誰かや
特別扱いされている誰かを見て
余計に孤独感を持ちますよね。

それで固まってしまって
その場に立ったままでは
状況は改善しません。
そういう時ほど
【勇気を出して一歩踏み出し】
輪の中に入っていくような
行動が必要になってきます。

目の前のケーキを
誰かに取り分けてもらうのではなく
自ら欲しいケーキに手を伸ばす、
それをイメージしてみてくださいね。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 08:49 | TrackBack(0) | 自己改革

2021年09月04日

TPOが分からない

発達障害傾向を持つ人たちは
【場違いな行動や言動以外にも】
TPOの判断がつかないことが多く、
それが原因で
トラブルになってしまうことがあります。
私の担当している方々は
社会で普通に働いている
極めてグレーな人たちなので
基本的には
【周りの状況を見たり、
     お手本を探して】
なんとか過ごしているのですが
結構多くの人たちが
最初から理解できているのではなく
何らかの失敗をして気づく、
ということが多いようです。

例えば、就職して初出社の日に
「私服でOKです」と言われたので
渋谷系若者の格好をして行ったとか、
ビーチサンダルで出勤したとか
そういったことがありました。

当たり前のことですが
その人は上司から注意されます。
ですが
「私服でいいと言ったじゃないですか」と
当事者は反発するわけです。

また、飲み会では
「本日は無礼講で」と言われたので
お構いなしに上司に文句を言ったり
無礼な態度を取ったりして
翌日から疎外感を味わう、など
TPOに関しての困り事は
一人ひとり違うでしょうが
色々とあるようです。

アスペルガータイプの人にとって
分からない言い回しは
次のようなことになります。
・ざっくりとした説明
・遠回し、遠慮がちな言い回し
・比喩を使った表現
・擬音での表現

上記の服装に関してですと
私服OKの意味について聞くと
「ジーパン以外ならOK」など
【限定されない言い方】
理解が難しいかもしれません。
「〜ではない」というのも
ざっくりとしていて
遠回しな言い方ですよね。

企画書作成などの際の説明も
「ガツンと」「シュッと」など
分かりにくいと思います。
*****当事者の方へ*****
指示された内容が分かりにくいのに
勢いで「分かりました」と
うっかり言ってしまう人と
納得いくまで考え込む人などが
いるとおもいますし、
分からないと思っても
確認の仕方が分からない人も
いると思います。

ジーパン以外とは何なのか?
短パンはOKなのか?などなど
分からないことが思い浮かんでも
「何て言えばいいのかな…」と
悩んでしまうかもしれません。

ですから、いざという時のために
【質問形式の
   フォーマットを作成し】
準備しておくことが大切です。

例えば、箇条書きで
・「〜とはどういうことですか」
・「〜の部分をもう一度
      説明していただけますか」
・「〜はOKですか」
といった”セリフ”を
ネットや本なども活用しながら
思い出せるだけ書き出して
覚えておくと良いでしょう。

そして欠かさないようにしたいのが
指示の全体が見えてきたら
【最後に必ず自分から
    言い直して確認する】
ということです。
理解できたかどうかを知るには、
ただ聞いて”分かった”ではなく
【自分の口で説明できるかどうか】
というところを基準にしてみてください。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 08:49 | TrackBack(0) | 発達障害