ADHD傾向を持つ人たちは
・計画性に欠ける
・衝動的に動いてしまう
・すぐに忘れてしまう
などの特性が原因で
幼少期から失敗だらけ。
周りから怒られることも多く
自己肯定感が低い人からの
相談は後を絶えません。
成人して独り立ちしても
さまざまな問題を
抱えていることが多いので
日常のトレーニングを積み重ねて
【自律すること】を
目指して頑張っている人たちです。
その中でもよくある問題が
”お金”についてです。
定職がある場合、
1ヶ月に得られる収入は
ある程度決まっていますから
その中で生活しなければいけないし
この不安定な日本では
【貯蓄が欠かせません】
この頃は投資もメジャーですが
それには知識が必要です。
ですからまずは、
日々の生活の中で
【お金をどう使うか】
ということに注目します。
一般的に、節約するときは
食費から削ると言われます。
また、水道光熱費や
交際費にも注目しますが、
ADHDタイプの人たちは
【余計なお金を払って、
物を蓄えたがる】
というイメージなので
一般論とはちょっと違います。
物を蓄えたがる割には
【物を大切にしない】
という特徴もありますから
相談者それぞれの生活に基づいて
一緒に考えることが大切です。
*****当事者の方へ*****
当然のことながら
これまでの気分のままで
節約はできません。
まずは自分自身が「やるぞ」と
決心する必要があります。
私が相談を受けてきた中で
ある程度共通しているのは
【雑貨や日用品で、
同じものを複数集める】
ということがあります。
私もどちらかというと
ADHDタイプですから
その気持ちは…
と〜っても分かります(;^_^A
例えば、事務用品。
新商品が出れば気になるし、
家にボールペンがあるのに
また新しいものを買ってしまう。
それを繰り返して
家の中はペンだらけ、とか(笑)
これが時々なら問題なくても
長年の積み重ねを振り返れば
【無駄遣いとしか
言いようのない】
行動のくり返しなわけです。
*****節約ポイント*****
まず、部屋の中で
【どこに何を置くかを決め】
そこからはみ出したら処分、
というルールを決めます。
それぞれの箱の大きさを
どう決めるかなど難しいので、
誰かに手伝ってもらう方が
事が進みやすいです。
そして、買い物についてです。
例えば、特にこだわりなく
必要なものが見つかった場合、
通りすがりで目についたからと
高いものを買うのではなく
【100均に行くまで買わない】
というルールを作ります。
特定の物を手に入れたいけれど
なかなかそれが見つからない、
100均にもない、という時は
【ネットショップで
その商品だけ】
買うようにします。
特定のものが、
とある店にしかない場合は
【そこでしか買わない】
という風に考えてください。
それらには交通費や
送料が発生しますから
それも含めて考えます。
また、買い物する際には
スーパーの買い物同様に
【メモに書いたものだけ】
買うように心がけます。
スマホなどで【カテゴリ別に】
リストアップすると良いでしょう。
「100均買い物」
「スーパー買い物」
「ドラッグストア」
「Amazon」etc…。
できればその行動などについて
【家族や相談できる人と
フィードバックしましょう】
できたこと、できなかったので
次の課題にすることなどを
【習慣化できるまで
何度も振り返って】
イメージを定着させてくださいね。