2021年08月12日

時々、精神的に疲れる

自分にとって丁度いい、
都合の良い世界というのは
なかなか実現できないもので
”人との関わりがある以上”
予測のつかないことだらけです。

私たちは日々、
その予測不可能な状況に
臨機応変に対応しなければいけないし、
そこでうまくいかないことも
多々起きているものですよね。

それで私は、
発達障害傾向を持つ人たちへの
関わり方をお伝えしていますが
これは
【当事者を変えるものではなく
    当事者を知るための手段】
とも言える方法です。

ですから、その方法を覚えて
当事者と上手に関われるようになり
当事者の気持ちが分かるようになっても
支援側が
【気楽で居られるとは限りません】

どういうことかというと、
当事者と関わるに当たって
支援側の人たちは
【話し方と考え方を
  変える必要があります】
誰でもですが、
相手に合わせようとする時
その必要性に
【納得できても
  感情がついていかず】
そこで葛藤が起きるものです。

特に女性で、
感受性の豊かなタイプの人は
感情面が先立ってしまいますから
その関わり方を習得するとき
「どうしても譲れない」という
気持ちとの闘いになると思います。

ですが、努力してみて
当事者と良い関係になっていくと
好奇心旺盛な人たちは
どんどんトライしようとします。
そのようにして実際に
関係が良くなった人もいますし
当事者の気持ちを知って
もっと合わせられるように
なった人もいます。
*****疲れた時は*****
関わっていく方(支援)は、
【いつも考えながら
   対応しているので】
当事者との関係がうまくいっても
【定期的に疲れて
  ヘトヘトになります】

相手が定型発達の人と比べ、
【限界が来る
   タイミングは早く】
【精神的疲労の程度は重く】
場合によっては
心をすり減らしながら
当事者と
過ごしているかもしれません。

だけど忘れないでください。
【それは当たり前のことです】
なぜなら、
気楽に自分のペースで
過ごせていないからです。
年月が過ぎるにつれて
徐々にその生活に慣れても
【よく分からないモヤモヤ】
常に発生すると思います。

そういった時に
【できない自分を
   責めないで下さい】
誰かのために”変わろう”と
思った自分を褒めてください。
そして、しっかりと
愚痴をこぼしてリセットして
またいつもの生活に戻りましょう。

どんな人でも
愚痴りたくなることはあるし
日々の小さな積み重ねが
ストレスになることと思います。
当事者との関わりというのは
【自分の考えに
  折り合いをつける、
     という意味で】
簡単なようであって
シンプルではありますが、
とっても難しいことなのです。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 19:51 | TrackBack(0) | 発達障害