前回の内容では、
一見いじめのように思えても
実はそうではないかもしれません、
ということを取り上げました。
【相手との関係性によって】
自分の求めている態度や対応と
相手からもらえる態度や対応には
差が生じます。
その関係性について、
人との距離感が分からない場合は
【相手の決めた関係性を
言われるがまま】
「そうなのか…」と
あっさり受け入れることも
多いのではないかと思います。
前回コメントをいただいたのは
【関係性の確認も大切】
ということでした。
私もそれに同意なのですが、
関係性を気にしないタイプの人も
実際には存在しています。
「自由気ままに、思うがまま」
そんな生き方も素敵です。
こればかりは
その人の価値観次第なのですが
相手と確認し合わないとしても
【自分の中での線引きを
ハッキリさせておかないと】
トラブルになる可能性があります。
典型的な例で言うと、
私の経験上では
どちらかというと女性に多いのですが
「私たち友達だよね。」と
事あるごとに関係性を伝えてきて
【何かを要求してくる】
というタイプの人です。
「友達」というカテゴリを利用し
自分の利益(得)を優先する、
そんなイメージです。
そこでもし、
相手との関係性を
自分の中で決められないとしたら
また、
断れなくて距離をおけないとしたら
【言われるがまま利用される】
ことにつながります。
*****まとめ*****
悩み相談の事例では、
友達についての相談も
もちろん出てくることがあります。
その中で上記の女性のような
タイプの人が友達にいると、
それを受け入れられない
【自分に問題がある】と
勘違いしている場合もあります。
こういった悩みを減らすために
”関係性について考える”
ということが必要になるのです。
カウンセラーとクライエントは
関係性を確認しなくても
最初からはっきりしているので
とても付き合いやすいです。
ですが中には、
【その領域を飛び越えようと】
試みる人もいます。
そこで
どちらかが受け入れると
【関係性が悪化したり
トラブルになる可能性も】
考えられます。
最初からハッキリしていても
どちらかが線引きできないと
関係がうまくいかなくなるのです。
多くの場合はカウンセラー側が
【距離感を保つ役割】を
担っています。
こういったことに悩んだら、
まずは自分自身で
線引きをすることと、
この「距離感保持」について
知ることが大切かと思います。
※クライエントの卒業後に
関係性が変わることは
含まれません。
また、所属機関等により
規則が異なることもあります。
詳しく知りたい方は
「多重関係の禁止」について
調べてみてくださいね。