2021年06月08日

集団に対するストレスを減らすには

前回、1対大勢の感覚について
記事にしましたが
どうしても仕事などでは
「大勢を相手にする」という
立場に立たされることがあります。

そこに立たされた時、
「私は偉い」と思う人
「私の仲間」と思う人
そして
【私だけが見られている】
感じる人がいると思います。

この感覚を持つ人たちは
「大勢は苦手だなぁ」と
思ってしまうかもしれません。

確かに、大勢で
一つの方向を向くので
その視線を一気に浴びる当人は
ものすごいプレッシャーで
大変だとは思います。
この苦手やストレスを
軽減できないものか?
私なりに考えてみました。

まず、
1人が注目される状況では
【言葉を求められている】
という意識が大切です。
大勢の人たちは
自分の発する言葉を待ち、
目的を知りたいと思っています。

次に、
こちらが大勢を「敵」と認識すると
それだけで自分自身が逆に
委縮してしまいますから
【同じ目的を持つ仲間】
という前提で
【1人ひとりの目を見ながら】
話していくのが良いでしょう。

緊張するから…と
敢えて視線を上の方にするのは
「見られている感覚」を
余計に助長するように思います。
ですから、
見られている他人の目に
敢えて注目することによって
【聞いてくれている】
確認することが大切です。

そうはいっても
「頭では分かっているのだけど」
という人ばかりだと思います。
私自身もそうですね(;^_^A
仕事で人前に立つことはできても
別の立場で人前に立つと
ガクブルのこともあります(笑)

そういうときが
どういう状況かというと、
【仲間意識を感じない時】
ということが多いです。
仲間意識を感じなければ
【相手が肯定的でない】
感覚に陥りやすくなります。

このあたりが
ポイントなのかもしれませんが、
あなたはどう思いますか?

仲間意識は自分だけ感じても
どうにもなりません。
でも、少なくとも
【こちらが歩み寄らなければ】
相手が心を許してくれるとは
思えないのです。

こういったことを踏まえて
大勢の前に立ってみてください。
また他にも
良さそうな考えが見つかったら
記事をアップしますね。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 17:41 | TrackBack(0) | 自己改革

2021年06月05日

1人対大勢が苦手

これも会話の中から
いただいたネタなのですが
人間関係において
「1対1は大丈夫。
  でも1人対大勢は苦手です。」
ということを言われることがあります。

特に、
コミュニケーションが苦手
アスペルガータイプ
極度の人見知りや
不安が大きい人たちは
このように感じるかもしれません。

だけど冷静に考えると
”1人対大勢の状況って”
【いじめじゃね!?】
って思ってしまいました(;^_^A

複数での集まりの場合、
誰か1人が発言をする時
確かに1人対大勢になります。
だけどそれは
【順番が回ってくるだけで】
いじめや裁判のように
常に大勢を相手している
状況とは違いますよね。

この時点で、
【自分の立ち位置が
   世界のどこにあるか】
という違いが分かると思います。

パターンに分けると
「私は」
・世界の中心にいる
・世界の端っこにいる
・世界からはみ出している
この感覚の違いが
【人間関係に影響し】
悩みや不安に
繋がっているかもしれません。
孤立している感覚.jpg
*****心当たりのある人へ*****
へたっぴながら
自作の画像をアップしましたが
私たちは本来
【一人ひとりの個人であり】
状況によっては
【集団の中の一人】です。
(画像右側、下側)

1人対大勢という図式で考えると
それは上記の通り、
”いじめや裁判”のような
【つるし上げの状況】です。
(画像左側)

または、職業柄で
【リーダー的立場】
なのかもしれませんが、
それはあくまでも
職業の場での話です。

言い換えれば
周りはそう思っていないのに
【そう感じやすい認知】
なのかもしれませんよね。

ですからまずは、
”自分の認識の仕方”
振り返ってみてください。
それで本当にいつも
1対大勢の状況であるなら
【自らがその立場に
   寄ってしまうクセ】
持っているのかもしれません。

最終的に、
私たちは「個」であり、
必要に応じて集団の一員となる。
その認識を持つことで
周りの人たちと良好な
関係になれるかもしれません。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 19:52 | TrackBack(0) | 人間関係

2021年06月03日

物が多すぎる

ミニマリストが
増えてきている時代のようですが
「物が多くて困る〜」と嘆くのは
私も同様です(;^_^A

私の友達も
「物が多い」とコメントくれたので
今回は、どんないきさつで?
どういう気持ちで?
物を抱え込んでしまうか
ASD・ADHDタイプに分けて
書いてみたいと思います。

まず、最初に考えたいのは
【捨てられないのか
    集めたいのか】という
違いがあるかと思います。

ADHDに関しては
衝動的に集めたいでしょうし
【物の管理が苦手なので】
【同じものを忘れて手に入れ】
そのまま溜め込んでしまい
【捨て方が分からなくなる】
といった流れでしょうか…。

ASDに関しては
【こだわりが発動し】
【追求したい気持ちから】
【コレクション癖を持つ人が】
結構多いと思います。
こちらに関しては、
捨て方は分かっているものの
【手放せないこだわり】
あるのかもしれませんね。

とはいえ、
生粋のADHDかASDか
と言う人はごくわずかで
おそらく両方の特性を
持ち合わせていると思いますので
片方の側面だけでは
判断が難しいと思います。

ですから、
やはり当事者がどんな思いで
その状況に至ったかなど
しっかりと
聞き取ることが大切です。
*****当事者の方へ*****
物が多すぎる、
手放すのを嫌がる人は
【正当っぽい理由をつけて】
捨てることを拒否します。

・大切な思い出があるから
・限定品だから
・もう廃盤になったから
・プレミアがついているから
・命あるものだから
 (動物や植物など)

ですが人間には
【持てる限界があります】
だから日常的に
【選びながら生活を送り】
負担が大きくなりすぎないよう
気を付けなければいけません。

発達特性を持つ人たちは
自分の感情を優先したり
先の予測が苦手だったりで
【後のことは知らない】
といった態度を取りがちです。

そうすると、周りの誰かが
負担することになります。
それは子ども時代には
親がしてくれたことですが
大人になった時には
”お金や法律”
解決するほかありません。

もしも自分の持ち物に
他人が手出しするのが嫌なら
【自己管理するトレーニングを】
日々積み重ねることが
大切なのではないでしょうか。

ポイントとしては、
全てを一度に処分するのではなく
「本」とか「フィギュア」など
【部分的に検討することを】
毎日繰り返すと良いと思います。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 09:05 | TrackBack(0) | 発達障害