2021年06月29日

目標の立て方

あなたのお仕事には
査定というものはありますか?
私が会社員だったころは
年に一度、
昇給の参考にするために
自分自身で一年の頑張りを
評価して数値化していました。
それプラス上司の評価によって
給与が決まっていました。
また、その際には
”今後の目標”的なものも
書かされていました。

それで、
相談に訪れる人たちには
【自分で自分を評価できない】
という人や
【目標の立て方が分からない】
という人が結構います。

特に、
【自信のない人】はそうです。
「自分で自分を
 評価するなんて傲慢だ!」
 くらいに感じるかもしれませんね。

今回は”目標”の方に
焦点を当てたいのですが
あるお客様が
「目標を立てたとしても
   いつまでに達成できるかは
          保証できない」
と相談中に話されました。

確かに、
未来のことを確定させることは
誰にもできませんし
仮にきっちりと決めたとしても
その通りにいくわけがありません。
だから今回のお客様のように
”決められない”と思ってしまうのも
当然のことかもしれません。

それでも私たちは
社会人として働くうえで
それ相応の目標を立てて
上司にアピールしなければいけません。
その場合、どうするか???

これ、私も若いときに
似たようなことがいっぱいあって
かなり振り回されたのですがw
【ざっくりと決める】
【ハッタリをかける】
【フィードバックする】
ということの
くり返しなのではないかと
今になって思うのです(;^_^A
*****目標の立て方*****
今回のお客様は真面目な人で
【約束は守らなければいけない】
という誠実さから
頭を抱えていたと思います。

だけど、
大人の世界は「アバウト」で
意外とビジネスの中も
「手抜きだらけ」なのが
現実ではないですか?
…と私はそう思っています。

ですから、まず目標は
【短期・中期・長期】という
3段階に分けて考えてみて
それをいつ達成するかは
「分かんないけど、
  だいたいこのくらいなんじゃない?」
くらいの気分で決めてみてください。

もしそれが先輩や上司から見て
「ありえない」ようなものであれば
アドバイスなり指導が入りますから
【言われたら修正しよう】
くらいに考えてみてください。

分かっていることと思いますが
念のため記載します。
これは業務の内容や
重要度によって違います。
その点だけは
気を付けてくださいね。

ハッタリというと
語弊があるかもしれませんが
実現可能かは分からないけれど
「少しハードルの高い目標」を
一つ含めるという意味です。

フィードバックは
次回の報告の場で必須ですから
その時また「修正する」
というつもりで
取り組んでみてくださいね。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 06:48 | TrackBack(0) | 自己改革

2021年06月26日

自分に関することとそうでないこと

発達障害傾向を持つ人たちは
【極端な考えに陥りやすく】
それによって生き辛さを感じ
悩んでいる場合があります。

タイトルの通り
自分に関することについては
大きく分けると
【自分に関することを
   無関係だと判断する】
【自分に関係ないことを
  わざわざ自分に当てはめる】
この2つになります。

例えば、
もともとは自分がしたミスで
その結果業務に支障が出たとしても
「それは昨日の話だから…」と
【今の自分には関係ない】
判断して対応しなかったり、

その反対では
テレビで事件を見た時に
自分には関係のない領域なのに
【もし自分がこうなったら】
わざわざ怖い想像をしたりして
不安を増大させてしまうなどです。

これについては
色んな事例を聞いたことがありますが
駅のホームで口論している人を見て
「自分が怒られている気になる」とか
SNSの誹謗中傷を見て
関係のない当事者が傷つくとか
【自分と他人の
   境界が曖昧になって】
辛い思いをするそうです。
*****当事者の方へ*****
何かの事実を知った時、
【自分に帰属するクセを
   持っているかどうか】
まずは確認してみてください。

簡単に言えば、
聞き流せるような些細なことにも
【わざわざ自分の評価を
   含めているかどうか】
それを考えてみてください。

このタイプの場合は
どうでもいい情報でも
【過度な刺激やストレスに
      つながりやすく】
生きているだけで
クタクタになってしまいます。
生活に支障を来すかもしれません。

その逆に、なんでもかんでも
「へー、そうなんだねー」
「そういうものなんだねー」と
聞き流してしまうタイプの人は
【自分に当てはまるかどうか】
考えてみる習慣づけをしましょう。

どちらのタイプも
極端に偏ってしまえば
日々の暮らしの中で
何らかの支障が出てしまいます。
・想像力が落ちる
・問題解決力が落ちる
・共感力が落ちる
色んなことが考えられます。

自分はどっちのタイプだろう?
というところから
始めてみてくださいね。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 17:27 | TrackBack(0) | 発達障害

2021年06月24日

理論も感情もバランスよく

前回の記事を読んだ友人から
ネタのヒントをもらいましたので
続編として書きたいと思います。

理屈で考えようと試みる人、
それが主流の人たちが
行き過ぎてしまうと
【慎重すぎで身動きが取れず】
自分を苦しめてしまいます。

その逆に、
理屈で考えることができない、
理屈を避けるタイプの人は
【主観や直感に頼りやすく】
それでうまくいっている間は
何も問題は起きないとしても
【先の予測が深くできないので】
問題につながる可能性があります。

「何でもうまくいった」と
言われる人にも出会いますが、
それはラッキーなことです。
実際には
【周りが困惑するような】
トラブルが起きていたとしても
自覚していないケースがあります。

慎重すぎても直感ばかりでも
何かと苦労が増えるかと思います。
かといって、
ほどほどに…と言われたとしても
「どのくらい?」なんて
頭を抱えることになってしまいます。

そこで、
【場面ごとに分ける】という
考え方が良いかもしれません。
*****ポイント*****
極端な考え方を持っている
性格の人たちは、
その極端さを
【生活すべてに
  当てはめようとするから】
上手くいかないことが増えて
自分も他人も困らせて
悩みにつながるのかもしれません。

ここでちょっと
イメージしてみてほしいのは
”犬の散歩”です。

犬は、毎日の散歩で
リードを飼い主さんが持って
「行動範囲を限定し」
過ごしていますよね。

でも少し広い場所に行けば
リードを長くしてもらって
行動範囲を広げますし、
ドッグランに行ったときには
ノーリードで過ごします。
それでもフェンスがあって
【ここまでしか行けない】
という枠組みがあります。

これを
私たちの日常に当てはめます。
日中の仕事においては
論的に考えるよう心がけます。
(短いリード)
休憩中には少し気分を変えます。
(長いリード)
休日は理屈っぽさを忘れて
自分らしく過ごします。
(ノーリード)

常に短いリードで過ごせば
【すべて理屈で
  解決しようとして
   感情を拾えなくなり】
ドッグランの境界のような
枠組みがなくなってしまうと
【ネガティブな感情に
  巻き込まれて心身を患い】
どちらも辛い状況になってしまう
可能性が高くなります。

職場とプライベート、また、
職場での何の時間か、などでも
場面ごとに分けることで
【どちらのモードで過ごすか】
ある程度決めてみてください。
それによって
理論的にも感情的にも
切り替えやすくなるかもしれません。

これは【考え方のクセ】
みたいなものです。
その身に付いた習慣を変えるには
時間がかかる、という前提で
取り組んでほしいと思います。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 14:50 | TrackBack(0) | 自己改革