発達障害の名前は世の中に浸透し
ある意味「ブーム」の去った
定着した言葉となりました。
その時代によって
流行り言葉があるという人もいます。
今回は、
軽度の発達障害傾向を持つ人たちを
見てきた私が感じたことで
「それぞれ何を嫌がるの?」について
書いてみたいと思います。
もちろん、全員がそうではないし
発達特性とは関係ない場合もあります。
ただ、なんとなく「総合して」という
感覚の話になるので
明確なデータはありません。
それを踏まえて読んでくださいね。
=ASDタイプ=
ASD(アスペルガー)タイプの人は
基本的に平和主義で
温厚な性格の人が多いと思います。
ただ、フラッシュバックが起きたり
イライラや不満を
上手く発散できなかったりするので
それが態度として出ることがあります。
その怒りや不満の理由には
【ルールは自分で決めたい】
【納得できない】
【指示をするな】
こういったことが多い気がします。
ルーティンを崩されることを嫌がり、
納得できる説明を受けないまま
一方的に人から指示されても
反発心が出てくるだけ。
「そうすると、どうなるか」など
先の先のことまで分かっていないと
自分は納得できない。
自分を動かしたいなら
【すべてのことを説明してから】
指示してほしいといった気持ちで
人と関わっていることがあります。
=ADHDタイプ=
好奇心旺盛で愛想がよい人や
おっとりとしてちょっと抜けている
かわいらしい天然の人もいます。
私のイメージとしては
「楽しい人」「愛らしい人」
という感情を持ちやすいです。
ですがその特性から、
人の話を聞いていなかったり
ボーっとして
色んなことを忘れてしまったりと
生活自体に影響を与えるような
問題となる点が多いです。
プライドはとても高いですが
【失敗を重ねてきているので】
自分を強く見せるよりも
人の指示を聞いて動くことに
あまり抵抗がないかもしれません。
ただ、人の指示で動くというのは
【責任を取らない姿勢】とも
言えるわけで、
何かトラブルが起きた時には
そこから逃げてしまうこともあります。
【責任の取り方が分からない】
という大人もたくさんいます。
*****人間関係について*****
どちらのタイプも
【人間関係が長続きせず】
悩んでいる人がいます。
ASDタイプであれば
特定の誰かと仲良くなりたいけれど
興味の持ち方が分からず
それが異性であっても同じことで
少し仲良くなれたとしても
【役割の終了と同時に
関係が終了する】
という経験者が多いです。
ADHDタイプの人は
【飽きっぽさ】はあると思いますが
注意性の特性が強い人の場合は
迷惑をかけている周りに対しての
【申し訳なさから縁を切る】
ということが多いと分かっています。
「こんな自分は、
仲良くしてもらう価値はない」
などと一方的に思い込み、
連絡を途絶えさせることがあります。
仲良くなりたいのに、そうなれない。
とても悲しいことですよね。
こういったことで悩んでいる場合、
【同じタイプの人が
集まるグループで】
まずは悩みを話してみたり
共通の話題を見つけてみたりして
そこからリハビリ的に
人間関係を
広げてみてはいかがでしょうか。