「なぜ、言われた通りに
しなければならないのか?」
「私は他人の操り人形ではない」
就職したばかりの頃に
アスペルガー傾向を持つ人たちが
陥りやすい状況について書きます。
会社というのは
【その会社ならではの
ルールが存在します】
最先端のツールを活用していれば
ペーパーレスでデータ重視でしょうが
古くからある企業などでは
未だアナログな紙ベースの部署も
多々存在していると思います。
それぞれの環境に配属された時
当事者たちは
【指示されることを嫌い】
自分のやり方で
作業を進めようとすることがあります。
それで結果的に成功すれば
問題がないと思われがちですが、
完璧にいくはずもなく
時々ミスは起こります。
その作業が複雑になればなるほど
ミスの頻度は増し、
それでも教えられたとおりでなく
自分のやり方を遂行する人は
【ミスが連続して起き、
評価が下がります】
そうなった時、実際に多いのは
・ミスを認めない
・自分以外の責任にする
・謝らない
こういったことで人間関係が悪化し
それを上司が咎めたとしたら
今どきは「パワハラだ」と
当事者は怒りだし、
下手をすれば訴えてしまう
可能性もあり得るでしょう。
だから周囲の人たちは
”触らぬ神に祟りなし”といった感じに
少しずつ距離を置いてしまい
結果として当事者は孤立します。
また、自分のやり方を通すと
【業務の目的を忘れたり
変わったりしてしまいやすく】
頼まれたことと違うことを
報告することになりますから
結果的にそれが「ミス」として
問題になってしまうのです。
*****当事者の方へ*****
例えあなたが能力の高い人間でも
万能な人間だとしても
【新しい場所へ参加した】という
事実に変わりはありません。
私たちは誰もが
新しい場所に参加した時には
【必ずその場所のルールを覚え】
数年間は修行します。
その時は、どんな立場であっても
ある程度言われた通りのことを
言われたように遂行します。
それによって
【全体の流れが見え始めたら】
少しずつオリジナルの方法で
自分のやり方を加えていきます。
最初から自分のやり方を通すより
メリットがあるのですが
もしミスをしてしまったとしても
【問題点を発見しやすく】
【次の課題につなげやすい】
ことが挙げられます。
アスペルガータイプの人たちは
組織に属していても
【個人商店のような
働きをしてしまい】
周りとの協調性を保てず
孤立することが多いと思われます。
自分のやり方を通すことも
その一つであると考えられ、
それを曲げることができないなら
就職することはお勧めできません。
そういった人たちは
そもそも能力が高いのだから、
起業・独立を検討して
自分のやり方を徹底的に遂行し
力を伸ばしていく方が
社会的に成功すると思います。