2021年03月18日

想像力の補い方

前回の
「ある程度の余白」に引き続き
記事を書いていきます。

ある程度の余白を作るには
【想像力が大切で】
発達障害傾向の人たちは
想像力が不足していたり
経験値が不足していたりして
予測が困難であることが多いです。

そこで今回は、
想像することが苦手な人たちが
どうすれば少しでも
できるようになるかなぁ?と
考えてみました。

まず、大前提となることがあります。
私たちと当事者たちでは
【自分に関連づけられるかどうか】
という違いがあります。

他人に興味のない当事者たちは
他人の話を聞いても
・興味がない
・自分には関係ない
・知らない話
といった感覚になりやすく
すぐに忘れてしまったり
意味を考えようとしなかったりして
何かに結びつけることをしません。

もし、想像力を身につけたいと
心から願っているのであれば
「自分には関係ない」という考えを
捨てるところから始まります。

次に、どう結びつけるか?
これもまた困難なものです。
Aさんの体験談を聞いても
当事者にとってそれは
Aさんの話でしかなく
「もし自分だったら…」という
発想につながりにくいです。

ここで大切なことは
【いつか自分も
  同じ体験をするかもしれない】
などと考えてみることです。
Aさんが事故に遭った。
事故に遭うということは…
ケガをするかもしれない
後遺症が残るかもしれない
このようなことを考えてみます。

※よくある話では、
 当事者は「自分は事故に遭わない」と
 思う節があるようです。

自分から目に見えるもの、
聞こえてくるものの多くが
自分がいつか経験する「かもしれない」
ものだということを知りましょう。
それは、
100%の確率で経験することではなく
あくまでも【可能性を考える】
ということになります。
ですが、この”可能性”を
気にしている人とそうでない人とでは
想像できる範囲が大きく変わります。

仮にネットで何かを調べても
【一度に大量の情報は得られず】
キーワードに対して
少しの結果しか表示されませんが
調べる以外に人にも聞いたりして
それで得た情報を
【自分の感覚で
  選り分けることをせず】
リストを作ってみるのも
良い方法だと思いますよ。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 07:57 | TrackBack(0) | 発達障害