2021年03月30日

目に見えない時間計算

お客様と、この話をしていて
気が付いたことがあったので
今回の記事にしたいと思います。

・計画を立てても遂行できない
・時間配分が苦手
・約束を守れない
こういったことに悩む人は
【今から先を見ている】
ことが苦手の原因かもしれません。

発達障害傾向を持つ人たちは、
【先の予測が立てられず】
【過去の経験とも結びつかず】
【”今”を基準に考える】
という人が多いように思います。

その場合、
何かの計画を立てようとすると
今を基準に考えてしまうので
予定より大幅に遅れてしまったり
最後まで遂行できなかったりして
困ることが増えるでしょう。

仕事で例えてみますと、
あるプロジェクトが発足し
納期が3か月後だとします。
そして、
作業計画書を作るように言われても
配分が分からないために
作成することができません。

それで今回、
その何に気づいたかというと
困っている当事者は
【今から期限日を見ていて】
それに対して
本来の計画の考え方が
【期限日を基準に遡って考える】
ということと違うことに
気が付いたのです。
************************
今日は25日の締め日。
請求書送付は月初だから…

入力はどのくらいかかるかな?
プリントアウトは何日がいいかな?
封筒詰めはどうしようかな?
何日に投函すればいいかな?
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このように、
今から先を見つめていると
いつ何をすれば間に合うか?
少しわかりにくいように思います。
************************
請求書は月初(2日)までに
到着するようにする。
前月の30日には
請求書が仕上がっている状態
前月の28日には
プリントアウトできている状態
************************
このように、
期限日を基準にして
【引き算していくイメージで】
計画を立ててみると
いつ何に取り組めば間に合うかが
分かるようになるかもしれません。

これをアレンジして
他のことにも活用してください。
1ヶ月の食費は3万円だから…
1週間だと7,500円、
1日1,000円と少なめに見積もって
買い物が3日に1回だから
1回の予算が3,000円…
こんな感じです。

当たり前にできる人にとっては
「何を分かり切ったことを」と
思われるかもしれませんが、
苦手な人にとっては
参考になれば幸いです。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 08:02 | TrackBack(0) | 発達障害

2021年03月25日

前回の補足 =プレゼント=

すみません、
コメントいただいた方の
文面を読んで気づいたのですが
記事内容が少し薄かったかな…
ということで
補足記事にさせていただきます。

前回の内容では
人にプレゼントするとき
どう考えたらいいかな?
どんなのが無難かな?
ということだったのですが、
”親しい間柄の場合は”
ハッキリと伝えあった方が
お互いに気持ち良いと思います。

ですがもしも相手が
まだ知り合ったばかりの人だと
「今度の誕生日、何が欲しい?」
なんて聞かれたら
【そんな立場じゃないから…】
遠慮されるのが一般的です。

最初から
ほしいものをねだるなんて
【図々しいと思われるから】
「いえ、特に結構です」などと
丁重にお断りするものです。

それでもプレゼントしたい。
だけど相手が
何を喜ぶか分からないから
…というときの基準として
前回の記事内容を書きました。

また、親しい間柄なら
「これは要らない」と
断れるかもしれませんが
知り合った段階の相手なら
【喜んだふりをして嘘をつく】
可能性の方が高いですよね。

プレゼントした本人は
それを後で知った時、
「嘘をつく酷い人だ」と
ショックを受けるかもしれません。
*****まとめ*****
どんな話をするか、
どんなプレゼントをするか、
どんな遊びや趣味を共有し
どこに一緒に出掛けるか…

自分以外の人間がかかわる
人付き合いにおいては
常に
【相手との関係性】について
考える必要があるでしょう。

知り合い→顔見知り→友達
という流れで親しくなるまでの
【距離感を保つこと】
その後の信頼関係にも
繋がるのだと思います。

あせらずあわてず、
ゆっくりと誰かとの間柄を
深めていってくださいね。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 07:51 | TrackBack(0) | 人間関係

2021年03月23日

マナー講座 =プレゼント=

コミュニケーションの苦手な人が
「こういう時どうすれば?」と
悩みそうなことについて
取り上げたいのですが、
今回はタイトルのとおり
贈り物についてです。

人から何かをもらったり
人に何かをあげたりする時の
考え方の基準や
関係性によっての違いなど
説明したいのですが、

まずは、
”何を贈るか?”です。
一大イベントである
結婚式や合格祝いなどは
一般的な相場があるのですが
【相場のない贈り物】では
あくまでも自分基準なので
【ありがた迷惑な贈り物】
本当に困りますよね。

例えば、
キャラクター好きの友人が
そのキャラクターグッズを
プレゼントしてくれたけど
・私はそれが好きじゃない
・捨てるに捨てられない
・物が増えて困る
という状況になる可能性があります。

アスペルガー傾向の人たちは
【自分が良いと
  思ったことが絶対】
という考え方を持ちやすいので
そのプレゼントに対して
嫌な顔をされたら
怒り出すかもしれません。

ですがこれは、
【相手の気持ちを考えられない】
贈り物の仕方で
場合によっては迷惑行為です。
こういったことを減らして
関係を良好に保つための
無難な贈り物は
【無くなるもの】が基本です。
*****ポイント*****
”日頃の感謝”程度に
何かをプレゼントする場合、
1.消費できるもの
2.高額すぎないもの
3.誰でも必要なもの
これらを基準にしましょう。

ですから、
「洋服」「グッズ」「手作り品」
こういったものは避けます。
なぜなら、もらった相手が
【必ずしも喜べる
  ものではないからです】

食べ物・洗剤などは
多少好みの違いはあっても
誰でも使えて無くなるものですし
本当に必要ない場合は
その人から他の人の手に渡り
捨てられることはないでしょう。

ささやかな贈り物の場合、
2,000円でも高額なくらいで
【おごられた感を
  持たない程度の金額】
お勧めです。

日常・ちょっと特別・
さらに特別・一大イベント
といった4段階くらいで
金額の設定をすると良いです。
また、
日常的な贈り物は
家族や友人関係に留め、
【知人に贈り物はしない】
ということも知っておいてください。
なぜなら、知人程度の関係では
【プレゼントされる
     理由がないから】です。

もらう行為そのものに
【罪悪感を持たせない】のも
良好な関係を保つ秘訣です。
*****最後に*****
細かいことを書くと
長々となってしまいました(;^_^A

相手との関係性、金額、選ぶ物
これに気を付ければ
きっと、
喜んでもらえると思います。

プレゼントのタイミングは
・何か手伝ってもらった
・助けられた
・話を聞いてもらえた
など、
何かちょっと”特別”
ことがあった時にしましょう。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 17:54 | TrackBack(0) | 人間関係