2021年02月23日

「へりくだる」が分からない

前回の「言い方」に引き続き
その中でも
発達障害傾向を持つ人や
コミュニケーション経験の
不足している人などによくある
「へりくだるって何ですか?」
について、書いてみたいと思います。

ネット上で調べてみると
どんどん別の言葉が出てきて
果てしなくグルグルしてしまいました(笑)

人間関係において
日本人特有の文化でもありますが
”へりくだる”姿勢は
重要だと思われます。
それは別に強制ではなくて
【本心から】そうできるのが
望ましいことなのですが
まぁ…言い換えれば
心からそう思う人が
少なくなっているのでしょうね。

だから、
へりくだることの意味を
知らないし興味ないから
考えない人が増えたと思います。

へりくだる、というのは
【行動や言動を控えめにする】
【遠慮深く慎ましく】
みたいな感じですかね。
ネット上でグルグルしていたのは
「遠慮が分からない」という人にも
会ったことがあるし
「慎ましさって何ですか?」と
聞く人も出てくるだろうな、
なんて考えていたからです(;^_^A

そもそも、
この言葉が分からない人たちは
日頃から遠慮はないだろうし
人にペースを合わせるでもなく
自分の好きなように過ごして
ある意味幸せだと思います。

ただ、
【自分以外の人との関りでは】
不可欠なことですから
そこでギクシャクしてしまえば
より一層
他人とのコミュニケーションを
避けるようになるかもしれません。
*****具体的な例*****
先の会話に対する回答を
次の答え方にしてみてください。
そうすると雰囲気が変わります。

A「あなたは賢いですね」
B「はい。よく言われます」
→「ありがとうございます」

A「美人ですね」
B「はい。知っています」
→「そう思っていただけて嬉しいです」

肯定的だけど、自信家には見えず
また相手の言葉を否定もしていない
一番中間にあたる答え方です。

ただし、→以降の答え方については
【謙遜しすぎると皮肉になるので】
それも注意が必要ですね。

学年1位の成績を取ったのに
「自分はバカだから…」などと
言い続けてしまうと、
周りの人たちはみんな
自分をバカにしていると勘違いします。
つまり、”ほどほどの謙遜”
いかないとダメなのですねぇ。
難しいですよね。。。

それで、上記の会話例ですが
「そのまま使っていても
   嫌われない人がいる」と
感じたかもしれません。
その場合にポイントとなるのは
【相手との関係性が違うから】
上手くやれる人もいるのです。

人との距離感が分からない人は
「相手との関係性を
    使い分けられない」と
悩んでいる場合があります。
これについては
次回で取り上げようと思います。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 11:47 | TrackBack(0) | 自己改革