2021年02月09日

三者関係を円滑にするコツ

アスペルガータイプの人たちから
よく出てくる話なのですが、
当事者の知る友達や家族など
”自分以外の人について”
また別の誰かに説明するとき
【悪いことばかり言ってしまう】
という内容になります。

本当に嫌な面があって
それを話している人もいますが
当事者自身にとって
【信頼を置いている人でさえ】
そうなってしまうことがあります。

だからそれを聞いた人は
「ずいぶん酷い人と
    付き合っているのね」
などと思うわけです。
そんな嫌な人なのに
どうして仲良くしてるのだろうか?
って感じてしまいますよね。

これについて、
なぜそうしてしまうのか?
理由を説明できた人はいません。
だけど、悪く言ってしまうのです。

ただ、
複数人での付き合いが
苦手ということから考えてみると
上記の状況は1対1ですが、
そこで誰かの話を出すことによって
【複数の関係性になっていて】
当事者は混乱するのかも?なんて
私は勝手に想像してみました。

また、どうしても当事者が
自分の気持ちを語る時に
【利己的な部分が
  前面に出てしまいがちで】
その時、他の人の気持ちまで
考えが及ばないことも
原因の一つかもしれませんね。

それも意図的ではなくて
【マルチタスク】みたいなもので
自分のことを話しながら
同時に他のことを話せない…
という感じなのかと
私は想像しています。
*****当事者の方へ*****
1対1で向き合う「二者関係」は
割と大丈夫な人が多いですが、
3人以上の「三者関係」になると
・会話スピードについていけない
・内容が理解できにくい
・発言のタイミングがなくなる
ということが起こりがちです。

この三者関係の中で
トラブルを減らしていくために
当事者自身が努力できることは
【良い面を伝えることで】
パッと思いつく悪い部分は
一旦だまって飲み込んで、
その後に思いつく
対象となる人の”魅力”
伝えてみましょう。

例)
「私の友達は、
  時間にルーズです」×
「私の友達は、
  とてもフレンドリーです」〇

どっちも本当のことなら、
良い方を選択してくださいね。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 08:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害