他人を信じられない人、
他人に裏切られ続けた人たちは
自分に自信がないだけでなく
自分以外の人間を全て”敵”と
みなしてしまうようになります。
若いころの私もそうでした。
誰を信じれば良いのか分からない。
信じたって都合よく利用されたり
簡単に捨てられたりする。
それなら誰も信用しない方がいい…
なんて思っていた思春期(;^_^A
そして、
発達特性を持つ人たちにも
こういった気持ちの人は
多いと思います。
よくある事例なのですが
発達特性を持つ当事者たちが
【自分にとって
不都合なことが起きると】
自分を守るために
言い訳がましくなったり
責任転嫁をしてしまったりして
誰かとぶつかった時、
たとえそれが身内であっても
「敵」を見るような目で
食いついてくるケースです。
彼らは、長い間にわたって
人との関わりが分からなかったり
人の気持ちが
理解できなかったりしたことで
少しでも何か揉めそうになると
パニックに陥ってしまい
自分を守る姿勢に入りやすいです。
自分を守ると言いながらも
実際に行っている行動や言動は
暴力や暴言になりがちで
【相手を制止するために全力で】
立ち向かってきます。
ですから支援側は
それに気づくことができなければ
危険な目に遭うこともあります。
*****当事者の方へ*****
ここから書くことを読んでも
「どうやったって無理だ」と
思われるかもしれませんが
目を通すだけしてみてください。
当事者たちはもめ事が嫌いで
平和に穏便に過ごしたい、という
考えを持っている人ばかりです。
なのに相手がわざわざ
波風を立ててくることに
不安や恐怖を感じていることでしょう。
ですが私たち、特に大人たちは
考え方や価値観の違いがあるとき
【折り合いをつける必要があり】
そういうときには
【意見を交わし合う必要があります】
当たり前のことですが
意見交換では
自分とは相反するものが出ます。
その時、当事者は
【意見が違う人間は”敵”】
という間違った思い込みが始まります。
そもそも論で考えてみてください。
自分と全く同じ考え方の人間が
本当に世の中にいるでしょうか?
YES・NO程度なら揃えられますが
細かい話、色んなジャンルについて
全て同じにできる相手は存在しません。
それが”自分以外の人間”なのです。
その人と一緒に何かをするとき
意見が異なってしまうのは当たり前で
敵ではなくむしろ、
【仲間だからこそ
じっくりと話し合って】
結論を出そうとしているのです。
当事者のことを
敵だと思っている相手なら
最初から相手にしないで避けますよ。
つまり、
当事者が自分を守りたくなるくらい
不都合だ、怖い、不安だと
思える状況において誤解しているのは
【あなたと分かり合いたいです】
という気持ちを送るための
意見交換だということです。
分かり合えないから敵、という
本能的な考え方もあることでしょうが
私たちは
【理性ある人間なのだから】
それを念頭において
なるべく冷静に努められるよう
過ごしてみてさいね。