今回は、子育てをテーマにします。
私たち大人にも個性があるし
色々な人がいるのと同じように
子どもにも様々なタイプがあります。
だから
”一般的な子育ての仕方”と
言われている方法を守れば
その子が安定して育つとは限らず
【子どもを大人に
合わせるのではなく、
その子の特徴を把握して】
関わっていくことが大切です。
例えば、
人の気持ちに敏感で繊細な子は
余計なことを言わないで
そっと見守ったり励ましたりすると
良いかもしれません。
繊細過ぎて励ましすら
しない方が良い場合もあります。
そして、
診断が下りない程度に
発達障害の特性を持っている子も
世の中にはたくさんいるわけで
それに大人が気づいたときには
ぜひ念頭においてほしいことがあります。
それは、
【人間の様々な考え方を
教えてあげること】です。
どうしてもわが子を育てる中で
子どもが悲しい気持ちなどになっていると
親としては、かばいたくなりますし
気持ちに寄り添ってあげたくなります。
そうした時には
「あなたは悪くないよ」
などといって子どもを慰めますよね。
ですがもしも、
子どもが「人の気持ちを推し量れない」
アスペルガー傾向を持っているとしたら
原因や理由などが何も分からないまま
「自分は悪くない」という部分だけ
刷り込んでしまったら
大人になっても分からない状況で
責任逃れするようになるかもしれません。
*****親御さんへ*****
発達障害傾向を持つ人たちは
【どうして?が
分からないことが多いので】
なるべく
分かることを増やすために
できれば小さいときから
【人の気持ちを教えてください】
大人になってからそれを知ると
当事者は自分のことを
無能だ、馬鹿だ、ダメな奴だ、
などと感じてしまう可能性があります。
幼少期からの生き辛さによって
二次障害を持っている可能性もあります。
そうすると”認知の歪み”が酷くて
素直に吸収できないかもしれません。
そういった点から考えると
早い段階で色んな気持ちがあることを
教えておいた方が良いと思われます。
そして、気持ちには
ポジティブなものとネガティブなものがあり
どちらも
【良い悪いを基準にしないで淡々と】
伝えてみてほしいです。
例えば、
人の失敗を笑ったりしたら
傷ついた相手に嫌われるとか
自分の気持ちばかり押し付けていたら
仲間外れにされるのは当たり前とか
まだまだ小学低学年くらいだと
分からないことがたくさんありますから
そういったことを
伝えてほしいのです。
もしも、
繊細で傷つきやすい子の場合には
「あなたが」という言い方ではなく
【一般論として、情報として】
伝えていくのも良いかもしれません。
いずれにしても
【見て吸収できることと
教えられないと分からないこと】って
世の中にたくさん存在していますから
人の気持ちに関しても
「自然に分かるようになる」と放置せず
教育の一つに取り入れてみてください。