カウンセリングを受けたがらない人、
病院に行きたがらない人は、
ただ相手を信用していないから…
というだけではありません。
今回は、相談事例から
もう一つの理由を想像してみます。
以前にもお伝えしたように
アスペルガー傾向がある人たちは
【自分のことを
知られることに対して
異常に不安がり】
誰が知ったとしても
特に問題のないようなことでさえ
話したがらないことがあります。
”自分のことなど
誰も知りたがらないだろう”
”自分の話など
つまらないと思うだろう”
といった自己肯定感の低さ、
”自分の評価が下がってしまう”
”何かに悪用されるのではないか”
といった猜疑心や被害妄想のため
もしかすると
人に相談することが怖いのかもしれません。
人との違いを感じて生きてきたため、
「自分の考えがすべて間違っている」と
思い込んでいる場合もあります。
そういう人は
【家族でさえ信用できず】
本当に心が孤独なのだと思います。
前回の記事で書いた
攻撃性の強いタイプの人も
今回のように過度に自信のない人も
【とても臆病で】
そんな自分を周りに知られないように
表面上装って生活しています。
*****当事者の方へ*****
人との深いかかわりを避け、
孤独に生きることが幸せだと
心から願っている人間はいません。
「自分はそうだ」と思う人は
脳機能がほかの人と違っていたり
【そう思い込むことで
自分を守っている】のです。
長年積み重ねたつらい経験や
認知の歪みは
自分自身までも誤解させます。
困ったときには助け合うのが
人間本来の姿です。
なぜなら、
私たちは野生動物のように
誰の手も借りずに一人で生きることが
できない生き物だからです。
カウンセリングでは、
【無条件の肯定】が絶対ですし
精神科や心療内科ももちろん
【守秘義務】があります。
これは”法律”です。
だから、
少なくとも誰かに秘密を洩らされたり
話した内容を小ばかにして笑われたり
評価が下がったりすることなどは
考えられないのですよ。
自分の問題と向き合いたい
何か改善を望んでいる場合に
専門家を頼って便利なのは
お金で解決できることです。
【お金が発生するところには、
法律も発生するので】
割り切った関係で相談するのも
良いのではないでしょうか。