2020年10月27日

ある程度の雑談をしてもらうために

前回の記事に続き、
今回は発達特性を持つ当事者たちと
ある程度の雑談を成立させたい、
という【周辺の方々に】向けて
記事を書きたいと思います。

以下、支援側と表記します。

支援側の人たちは
当事者の話を聞こうとして
【黙って聞くことに専念し過ぎて】
その結果、引き出せないという
経験をしたことが多いかと思います。

彼らが自分のことを話し始めるには
ある程度の条件が揃っていて
その条件が満たされていないと
話し始めないような気がします。

それで、これまでの事例を
総合してみた傾向としては
【自分の興味ある話はしたいけれど、
      個人情報は明かしたくない】
といった印象が強いように思いました。

また、
【質問されることに抵抗感がある】
というタイプの人もいて、
支援側が何の情報も開示しないのに
当事者に質問をすることは
・問い詰められている
・尋問されている
・情報を引き出そうとしている
といった”悪意”ある印象を
持ってしまうこともあるようです。
****当事者周辺の方へ*****
当事者にも個性があるし
それぞれに事情が違います。
また生育環境の違いなどから
認知や価値観も異なる前提があります。

その上で心がけたいことは、
・ゆっくりと話すこと
・立て続けに質問しないこと
・自分の話から始めること
・沈黙を少し保つこと
・選択肢を提供すること
・ボキャブラリーを増やすこと
・相手に興味を持つこと
・話の内容に肯定的であること
・自然な受け答えができること
このようなことになります。

細かいことを挙げていくとキリがないので
このくらいで止めておくとして(;^_^A

支援側にも”思い込み”
発生することがよくあります。
こだわりもあります。
だから、当事者だけがそうだと決めつけず
【自分の振る舞いはどうか】
振り返ることが大切かと思います。

例えば、
当事者の人と楽しく話そうとして
勢いづいて質問攻めにすれば
当事者は引いてしまうでしょうし、
無意識に否定的な言葉を
使ってしまうこともあるでしょう。

こういったところは
【特性の有無に関係なく】
支援側に振り返りが求められます。

ある程度、雑談を楽しみたいのであれば
そういった
誤解というか勘違いみたいなもの、
また、偏った見方などを排除してください。

私が相談を受ける中で
支援側にあたる人たちのことですが
かなりの歪みを感じることがあるのです。
それは私自身にも発生します。

言ってしまえば、誰にでもあること。
だからこそ
「私は普通の人間だから…」などと
変なカテゴリで分類するのではなく、
「私は大丈夫だろうか?」と
振り返ることの方が大切だと思いますよ。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 17:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害