2020年09月17日

「好き」という感情が分からない

すでに結婚して年輩の方でも
まだ恋愛を楽しむ時期の若者でも
「人を好きになること」について
分からないと思っている人が
意外と多いことが分かってきました。

”好き”と”愛してる”の違いが
分からないという相談もありましたが
「好き」そのものが分からないというのは
なんとも説明しがたいものです。

その感情は、自然と覚えるもので
改めて聞かれてみると私自身も
う〜ん(-ω-;)…という感じです(;^_^A

例えば、
アスペルガー傾向の強い人は
【自分以外の人間に
    興味を持たないので】
あからさまに嫌がらせをしてくる人や
自分を攻撃する人のことを
嫌いだと思うことはあります。
だけど、
そのような関わりをもたなければ
”嫌いではない”という気持ちは
持っていると思うのです。

また、
【深く親密な関係を築けない】のなら
イヤだと思う人以外はみんな
【可もなく不可もなくというカテゴリ】
分類されてしまうのかもしれません。

ただ、「家族」とか「同級生」という
感情を持たないカテゴリ分けは
できていると思いますが
そこに「好き」「愛してる」などの
感情は含まれていないようです。

この感覚が特性であったり
特性によって経験が希薄であれば
小さい頃からその感覚で過ごし
大人になってしまったのだから
分からなくて当然かもしれません。

事例として、
・申し込まれたから交際した
・交際すれば好きになると思った
・儀式として結婚した
・家族から逃げたくて結婚した
・なんとなく流れでそうなった
こういった体験をしている人が
多いように思います。
*****当事者の方へ*****
一般的に、私たちは思春期あたりで
異性への”ドキドキ”を体験します。

その人のことをもっと知りたい
おしゃべりしたい、手をつないでみたい、
私だけを見てほしい…などなど
その感情と求めるものは様々です。

そして、それは道具的な機能ではなく
【ただ、一緒にいたい】という
情緒的な機能が多く含まれます。

好き、というのはそういうことです。
だけど感情に疎いタイプの当事者なら
その感覚は分からないですよね。

その場合には、
次の基準で考えてみてはいかがでしょうか?
・欠けてしまうと悲しいかどうか
・大切に思えるかどうか
・居心地の良い相手かどうか

胸が高鳴るほどの体験がなくても
このような考えにいたる対象の人は
【特別な相手である証拠】です。

それが「好き」に当たると思います。
そして、他の人との温度差があっても
個人差と捉えてみてください。

この感覚が
【自分なりの好き】なのだと思います。

無機質なものを好むことが多い当事者には
「興味の対象」と「好き」の相手が
無機質であったことも多いかもしれませんが
恋愛や結婚に関しては
生きもの相手になりますね。
また、ペットのようにかわいがるだけでなく
時々は口論にもなるでしょうし
ずっと可愛いとも限りません。

その相手を大切に思えることと
【リスペクト】している部分があると
尚、関係が良くなると思うのです。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 13:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害