2020年09月12日

なぜ「一言多い」になってしまうのか

アスペルガー特性を持つ人たちは
【言葉での表現が苦手なので】
人との関わりの中で
思うように伝えることができず
・人を怒らせてしまう
・その場の空気を凍らせる
・宇宙人のような扱いになる
ということがよくあります。

本当は人と分かり合いたいし
仲良くできるならそうしたいけれど
長い間どうやっても人と上手くいかなくて
どこかのタイミングで諦めてしまい
【人付き合いを
   避けるようになる人も】
かなり多いです。

当事者は、自分の発言の
何が具体的に悪いのか分からなかったり
随分と時間が経過して思い出し、
その時に自分の失態を理解します。
気付いた頃には
当時の相手との関係はぎくしゃくしていて
今更どう謝ればいいのだろうか…なんて
悩んでしまうこともあるようです。

今回は、
その言葉の食い違いみたいな例を
思いついたので挙げてみますね。

例えば、
アスペルガータイプの男性が
待ち合わせしていた女性を見て
”そういう服を
    着ている人はいないね”
発言したとします。
まず女性は思います。
「それはどういう意味なんだ!?」
その発言には
【”だから何”が
    含まれていないため】
良くも悪くも受け取れます。

本当に男性が言いたかったことは
「その服似合っているよ」です。
だけど言葉の選び方が分からなくて
このような発言になりました。

周りからすれば
思ったことをストレートに言えばいいのに
そうは言ってもらえない。
おそらく、私のイメージですが
【脳内の文章構造が
      そもそも複雑で】
言葉を発した時は、ある意味では
ストレートなのではないでしょうかね。
*****当事者の方へ*****
無意識に人を怒らせるタイプの人は
日常的に物事を複雑に
考えているかもしれません。
結果として
「そういう意味じゃなかった」と
失敗体験を積み重ねていませんか?

思ったことをストレートに言うときは
【誰にでも分かりやすい
       簡単な言葉で】
表現すると失敗しないかもしれません。

勉強のできるタイプの人なら
難しい言葉を使って
【専門書のような言い方が美しい】
勘違いしているかもしれませんが、
私たちになじみがあるのは
難しい言葉ではなく”話し言葉”です。

だから、難しく言われると逆に
【何か裏があるのではないか】
勘ぐられてしまうかもしれません。

また、本当に服が似合わないとしても
「その服は似合わないよ」ではなく
「君はこっちの方が
     もっと素敵に見えるよ」と
【肯定的な伝え方】になるよう
日ごろから練習をしてみてください。

信頼関係というものは
ほんのわずかなズレで簡単に壊れます。
仮に、伝える側が正しく伝えられても
【受け止め方の歪んでいる相手なら】
もっと簡単に壊れてしまいますから
せめて伝える時には
ポジティブな正直な言葉になるよう
心がけておきたいものですね。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 10:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害