2020年08月20日

頑張ることがイヤだ

発達障害特性を持つ人たちの
悩み相談を受けている中で
「頑張るのがイヤだ」という言葉を
聞くことが多いです。

彼らにとっての”頑張る”は
きっと私たちとは感覚が異なります。

多分
【押し付けられている】
【無理やりさせられている】
なんていう感覚だったり、
ひどい場合には
【洗脳されている】くらいに
思えてしまうのかもしれません。

そして、周りの人たちを見て
「なぜみんなは頑張れるの?」と
感じているのかもしれませんね(;^_^A

ただ、「頑張る」の定義は人それぞれ。

そして【受け止め方の違いによって】
頑張りは、頑張りではなくなります。

なぜなら発達特性を持つ人たちは
【好きなことは
   寝食を忘れるほどに集中でき】
【他の人が真似できないくらいの
       集中力を持っている】からです。
その状況を周りの人が見ていると
”尋常じゃないエネルギーで頑張っている”
という風に感じるかもしれません。

それでは、その受け止め方については
どう考えれば良いのでしょうか。
特性を持つ人たちは
興味のないことには見向きもしないので
何かの事柄について
「好き」と思わせるにはコツが要ります。
*****当事者の方へ*****
「頑張りたくない」と思っているとき、
課せられている業務などについては
きっと”興味が持てない”のでしょう。
だから「やらされている感」に
支配されてしまうのだと思います。

結論から言えば、
その事柄に興味を持てば良いのですが
そこに行き着くまでが難関です。

この場合、
【タスクの細分化】をしてみて
その中で好きなこととそうでないことに
まずは分類してみます。

家事で例えてみます。
例えば…料理にしましょう。
洗い物・具材を切る・炒める
ゆでる・焼く・味付け…色々あります。
この工程の中でも好き嫌いがあるでしょう。

誰かと手分けして料理するとして
もしもずっと、
嫌いな洗い物ばかりさせられていたら
料理が嫌いになってしまいます。
だけど、
【嫌なこと→ご褒美】的な感覚で
頑張りの後の楽しみ(工程)があれば
少しはガマンできるかもしれません。

これをアレンジして
日々の「ガマン」に当てはめてみてください。

もう一つ、嫌なことをやる時に
【誰かと一緒なら乗り越えられる】
という経験も大切かと思います。
「めんどいね〜、だるいね〜」などと
誰かとブツブツ言いながらでも
その工程を乗り切れた後には
一緒にやり切った感が味わえます。

この文章を読んでいる間は
「絶対にムリ!!!」なんて
思えてしまうかもしれませんが
不思議なことに、
こだわりや思い込みの強い人は
【些細なきっかけで
   考えがあっさり変わってしまう】
ということが多いのですよ。

誰かの発した一言や、
つまらないことの中の疑問などが
すさまじい興味のきっかけに繋がります。

実際に似たような体験をしていても
直ぐに忘れてしまって
【覚えていないか思い出せないだけで】
大人になるまでの間に
すでに経験済みかもしれません。

「頑張る」というのは
      【無理をする】ということ。
だけど興味を持ちさえすればそれは、
楽しいことでしかないのです。

受け止め方、考え方の違いとは
こういうことなのだと思います。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 08:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害