2020年06月30日

自分を大切にするイメージ

よく、カウンセリングを受けたり
どこかで相談すると
「自分を大切にしてね」とか
「インナーチャイルドを大切に」などと
言われることのあるクライエントたち。

私たちカウンセラーには
それがイメージしやすいけれど
お客様に当たる人たちには
今一つピンと来ないこともあります。

特に、
発達障害傾向を持つ人たちは
【想像力が弱いので】
もう一人の自分とかいう
【見えないものを考えにくい】ため
理解が進まないことが多いです。

そこで、
私も別のイメージをしてみました。
それは”家畜”と”ペット”です。

家畜は、エサを与えて仕事をさせます。
(食用以外)
昔は田植えや荷物運びにも
活用されていましたし
馬は乗り物に使われていましたね。
だから、
【働かないとエサをもらえない】
という対象の生き物です。

ペットは、
現代では家族同様に扱われ、
家庭によっては
【家族のトップに君臨する】
存在となっていますよね。
その中でも”犬”で考えてください。

あなたのおうちには犬がいますか?
我が家には犬がいます。
犬を育てていく中で分かっているのは
・存在するだけで嬉しい
・ただそこにいるだけでカワイイ
・何でも聞いてあげたくなる
という生き物と私は思っています。

なぜなら、
・自分に素直で一貫していて
・明確な理由がない限り怒らないし
・基本的に平和主義
だからです。

ただ、カワイイ犬だからと言って
何でも言うことを聞いてあげていると
どんどん図々しくなります。
要求レベルが高くなり、そのうち
家族が言うことを聞いてくれないと
怒ったり噛みつくようになります。

だからそこで重要なのが
”しつけ”です。
しつけられていない犬は
【社会性が養われないので
    人間界で適応できません】
だから
どんなにカワイイ犬だとしても
絶対にしつけが必要なのです。
*****当事者の方へ*****
発達特性を持つ人たちは
昔から苦手なことが多いために
ちょっとしたことでも
「自分はダメな奴だ」などと
すごく自分を責めてしまいます。
(回避型を除く)

そして
【自分へのご褒美の
  意味をはき違えていて】
自分自身を大切にすることが
上手くいかない人が多いです。

どういうことかというと…
ご褒美というのは確かに
お金・プレゼント・食事など
目に見えるものも大切なのですが
【それ以前の問題として】
目に見えない
【自分に対する愛情】が欠けて
表面上のご褒美だけになりがちなのです。

つまり、上記で例えれば
「自分を家畜扱いしている」と
考えられます。
【結果を出さないやつには
      褒美を出さない】
みたいな超厳しい考え方で
心の中で
罰してばかリなのではないでしょうか…。

そのような状況では
心がどんどん荒んでいきます。
だから自分を
ペット(犬)みたいなイメージで考えてみて
【役割がなくても存在を許可し】
【条件づけで評価せず】
【社会適応のためのしつけ】
取り組んでみてください。

例え自分がそう考えたとしても
周りからの風当たりは
強いままだと思います。
それほど社会に適応できないのだから
そこは仕方ない、と一旦考えて
【まずは自分が自分を】
どう受け入れられるかということを
考えてみてほしいと思います。

こだわりの強い人、
思い込みの激しい人なら
「いや、自分は家畜だ」と
言い張るかもしれませんね。
それはそれで構わないと思います。
自分で選ぶことなのだから。

ただ、
イメージ作りの一つとして
今回の記事内容を捉えることで
もしかすると、いつか…
何かのヒントになるかもしれませんね。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 07:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害

2020年06月28日

積極的傾聴

大学の勉強の中では
「積極的傾聴」という言葉が
比較的多く出てきました。
私がカウンセラーになるための
学校では「傾聴」とだけ習いましたが
”積極的”とつけるとまた、
なんか印象が違いますねぇ…。。。

さて、
発達障害傾向を持つ人で
アスペルガー特性の強い人たちは
人の話を聞く時も
【自分のことを考えていることが多く】
話がズレていってしまったり
話を聞いていなかったりして
会話に違和感が生じます。

ADHDタイプの人たちは
うなずくのは上手なのですが
【勝手にゴミ箱に入れるように】
話を聞き流してしまうので
せっかく話していても
内容が伝わらないことがあります。

両者どちらもが
人の話を聞いている時の姿勢が
【自分基準になりがちで】
言葉そのものは聞こえているのですが
・次に何を話そうか
・どう上手く返そうか
・質問は何にしようか
といったことを
頭の中で考えてしまっているため
結果的には
【相手の話を聞いていないのと同じ】
状態になっていると言えます。

そこで、以前もお伝えしたように
「自分の事は一旦切り離して」
話を聞くように心掛けるには
【自分の言い分は全て忘れて】
(気持ち・感想・意見など)
とにかく相手の話すことだけに
集中することが大切です。

積極的傾聴では
【聴くことに徹する】こと。
そして聴いた内容を【まとめる】こと。
そこには
【自分の感情などは存在せず】
相手のことだけを考えた姿勢があり、
一時的に主役は相手なのです。
****当事者の方へ*****
人の話を聞けない人は、
【人に話を聞いてもらう
      機会も減ります】
「自分だって話したい!」
「この話題を聞いてほしい!」
などという気持ちがあるのならば
まずは
【自分から聴く姿勢に入り】
相手の期待に応えることです。

上記で表現した”主役”ですが
自分の話をしている時は自分が、
相手の話の時は相手が、
一つの話題について
議論をする時は両者が主役です。
このように
【今は誰が主役なのかを忘れずに】
キャッチボールをするように
会話を投げ合いましょう。

私は、
聞き上手な人と話し上手な人は
イコールだと思っています。
聞き上手な人は
【聞いた話をまとめて
     言葉で確認でき】
確認の時には話すわけですから
【話す力も備わっている】
考えられるからです。

ただ、自分の話したいことだけを
雄弁に語り続けることが
話し上手なのではありません。
【分かりやすく聞かせることが】
話し上手な人の特徴です。

これらについては
とにかくトレーニングを積みましょう。
何度も失敗して課題を立てながら
懲りずに取り組んでみてくださいね。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 15:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害

2020年06月25日

人間関係でトラブる理由(ADHD)

「win-winの関係」
人間関係にはこれが不可欠です。
前回はASD(アスペルガー)タイプの
トラブルになっている背景を
記事にしましたので
今回はADHDタイプのことも
書いていきたいと思います。

ADHDタイプの人たちは
ASDタイプの人と比較すると
【分かりやすく怒られやすい
       行動をとります】
どういうことかというと
ASD特性が無い場合には
相手の気持ちはとても分かるので
言動について咎められるより
・衝動性…後先考えない行動
・注意性…忘れてばっかり
・多動性…落ち着きがない
といった行動面ばかりが
目立っている状態なのです。

それで、言葉では
すごく心が通じているようでいて
行動がちぐはぐになってしまうので
【相手を軽んじているように見え】
怒らせてしまうのだと思います。

周囲の人たちの印象は
「なめられている」「バカにされている」
「見下されている」「ゴミ扱いされている」
こんな風に感じとられることが多いです。

だから周囲は自然と距離を置くようになり
【イイ人だけど、付き合いにくい】
思われることが多いようです。

また、【飽きっぽいことから】
当事者の気分がコロコロ変わり
昨日まで仲良くしていたのに
急に避けられるようになるなども
やはり、
人を軽んじている態度なので
印象が悪くなるでしょう。
*****当事者の方へ*****
ADHDタイプの人には
【常に支援の手が必要です】
それは特定の1人ではなく
なるべく多くの人がいたほうが良いです。

悪い言い方をすれば
【監視されることが重要で】
だからといって
罰を受けるといった意味ではありません。

ADHDタイプの人たちは
自覚ある人が大半なので
自分から
【制約を作るお願いをしましょう】

「分かっていてもやめられない」
という言い分があることは知っています。
だからといって
いい大人が振る舞いを正せないのも
当事者自身が辛いことだと思います。
ですから
ある程度の制約の元で生活して
【フィードバックすることで】
できたこと、改善点などを明確にし
次につないでいくのです。

例えば、
誰かと一緒に出掛ける時は
【あらかじめ約束を作って
     双方で確認します】
そして、
約束を守れなかった場合の
【その後の対応も決めます】

ADHDタイプの人は
あっという間に決め事を忘れ
行動が暴走してしまいますから
実際に行動が始まっても
【頻繁に確認をくり返して】
総合的にうまくできたよね、を
目指していくことが大切です。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 07:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害