2019年09月07日

挨拶の中で大切な言葉

前回、挨拶はストロークだという
内容の記事を書きました。
そして、大切な挨拶について
今回はお伝えします。

おはよう、おやすみ、
ありがとう、ごめんね
などの言葉ももちろん大切ですが
発達障害の傾向を持つ人たちは
【コミュニケーションが
        希薄な場合】
どの言葉を発した方が良いのか
判断がつかないということもあります。

中でも【ちょっとした声かけが苦手】です。

ちょっとした声かけも
前回のとおり
【ストローク】だと思ってください。

例えば、狭い通路で
「ちょっと後ろ通るね〜」
ひじがぶつかったら痛くなくても
「あ、ごめんね〜」
といった声かけができない人が多いです。

また、どこかに出かけた時など
誰かとペースを合わせて
一緒に行動するのが苦手な時
【黙っていなくなる】人が
結構多いのです。

マイペースというよりは
自分勝手に思われてしまいます。

そういったときに
「〇〇のコーナーにいるね」とか
「戻ってくるまで待っててね」など
声をかけておくことで
相手は安心することができます。

自分基準で物事を考えがちな
発達障害傾向の人たちは
【イレギュラーなことが苦手】なのに
こういったケースについては
他人にとってのイレギュラーを
当事者が生み出しているという
自覚がなさすぎます。

それは家の中でも同じです。
リビングにいた当事者が
立ち上がってどこかに行ったけれど
戻ってくるのか分からない。
待っている家族は
いつまで待つのか分からない。

「スマホ取ってくる」
「自室で〇〇してくる」
「ご飯は食べるから残しておいて」
こういった言葉が不足しています。

いちいち報告する義務があるのではなく
相手にも分かるようにすることで
【お互いの時間を大切に】できます。
(相手の時間にムダが発生しません)

自分勝手にならないよう
【同じ空間に
  相手がいることを忘れず】
ちょっとした声かけができるよう
トレーニングしてみてくださいね。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 16:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害

2019年09月05日

挨拶の意味

発達障害傾向を持つ人たちには
具体的な言葉で伝えるのが
効果的であることをお伝えしていますが

彼らは言葉足らずだけでなく
【一連の挨拶が苦手なので】
余計な一言は言えたとしても
【大切な言葉がつかえません】

例えば、
・おはようと言わない
・おやすみを言わない
・ごめんねと言わない
このような”ちょっとした声かけ”すら
当事者にとっては面倒なことで
【人間関係に不可欠だと
         知らない】人も
多いなぁと思うこの頃です。

気分のムラによって
使い分ける場合もありますが
【生育環境で挨拶がなかった】
という人も割と多いです。

それで、今回は挨拶の意味について
どう説明すればいいのか
私なりに考えてみました。

少し話がずれますが、
あなたは交流分析をご存知ですか?
エゴグラムという自我状態をチェックする
テストなどがあるものなのですが
そのなかに【ストローク】という
言葉があります。

ストロークとは「なでる、さする」などの
意味になります。
ここでは、直接どこかをなでるのではなく
【心をなでる】と考えてください。

話を元に戻して、挨拶は外では定型文でも
【プライベートでは
    ストロークの一つ】です。
つまり、朝目が合ったら「おはよう」
夜寝る前に「おやすみ」
約束をやぶった時には「ごめんね」と
【相手の心をなでる】ということです。

なでる=相手の存在を確認する
つまり「あなたを見ているよ」といった
イメージをしてみてください。
それが【感情のやりとり】なのです。

特に、謝ることに関してですが
もしそこで自分が悪くなくても
事実を細分化したときに
気分を害する言葉を使ったかもしれない

それまでの過程がどうであれ
結果的に悲しませたかもしれない

そのようなことについて「ごめんね」と
伝えることによって
そのあとの関係が良くなるのなら
挨拶は、ただの言葉ではなく
貴重なものとなるでしょうね。

これを読んでいる
当事者は自分に当てはめて、
支援者は意味を当事者に
伝えてみてくださいね。。

次回は、
もう一つ大切な挨拶について
書こうと思います。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 18:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害

2019年09月03日

アバウトを明確に voi.2

以前、発達障害傾向を持つ人たちは
【曖昧な言葉が苦手】という
記事を書きました。

その時いくつかの例えを出しましたが
また思い出したので追加しますね。

【良い人でいてね】
良い人ってどんな人でしょうか?
他人に優しい人?ゴミを拾う人?
困っている人を助けられる人?

困っている人ってどんな人?
何を見れば、困っていると分かるの?

当事者の脳内はこんな感じかも。。。
もっと明確な「良い人像」
伝えなくては理解できないと思います。

それに、
個人一人ひとり、良い人の定義は違いますから
当事者にとっての良い人と
周囲にとっての良い人が違うかもしれません。

【嫌なことはしないでね】
「自分がされて嫌なことはしない」と
よく私たちは言いますけれど
当事者に、何がイヤか質問すると
答えられないことが多いです。

思い出せない、想像できない…。

そのような場合には例えば
・ネガティブなことは発言しない
・人の良いところを褒める
・暴力は悪いこと
といったような伝え方が良いです。

【常識を大事にね】
常識って何でしょうか?
法律なら分かりますが、常識というのは
・成育環境や家庭環境で違う
・地域や文化で異なる
そして、
”自分だけの小さな世界での正義”
みたいなものなのではないでしょうか。

そう考えると
当事者にとっての常識は
周りにとっての非常識かもしれません。

=まとめ=
私たちの世界には
個人特有の考え方や
あいまいな考えかたばかりで
発達障害当事者たちは
混乱する日々を過ごしています。

分からないのに怒られる。
怒られる理由が分からない。
自分はダメな人間なのか。
自分の存在は悪いことなのか。

こういった思いを抱えている人も
少なくありません。

周囲は、そんなつもりはないでしょう。
でも本人は苦しいのです。

だから、どんなことでも
【具体的に】伝えられるよう
日本人の曖昧さから
私たちが脱することが大切です。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 06:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害