2019年08月31日

役割分担が難しい

以前「手分けができない」という
記事を書いたことがあったのですが
今回、改めて書きます。

発達障害の傾向を持つ人たちは
人との関わりが希薄で
【集団行動が苦手】と言われています。

1対1は大丈夫だけど、
3人以上になると付き合いにくい
という話もよく聞きます。

色々な理由がありますが
その中の一つに
【居場所感の喪失】があり
自分が話している時は大丈夫でも
自分以外の誰かが話し始めると
「自分はどうすればいいのか…」と
考えてしまうようです。

相談事例では、集団での習い事で
大勢での準備をやるとき
自分は何をすればいいのかが
分からなくて挙動不審になる、
というものがありました。

ここで考えられるのは
・自分だけのテリトリーではない
・指示役がいない
・自分の役割が分からない
などです。

そうなると、
誰かが起こしている行動を真似て
同じことをやってみようと思います。
ですが、例えば掃除をするとして
同じ場所を同じように掃除すると
ムダが発生します。
「そこはいいから他をやって」と
誰かに言われても
他の何をすれば良いのか分かりません。

このようなことは
家庭内でも起こることがあります。
年末の大掃除などでは
目についたところ、
思いついたところから片づけますが
発達障害の傾向を持つ人たちは
【計画が立てられない】
【自分だけのテリトリーではない】
したがって
【指示が出るまで動けない】
といったことが起こりがちです。

こういった場合には
作業に取り掛かる前に
役割分担をきっちりすることと
【その都度指示すること】
大切かと思います。

「自分で考えてよ」
「言わなくても分かるでしょ」は
通用しません。
自分で考えさせていたら
永遠に見つからないかもしれません。

発達障害傾向を持つ人たちが
永遠に自分の役割を見つけられない、
と言っているわけではありません。

何度か繰り返すうちに
【覚えていくことができます】
それを最初から自分で考えろ、と
突き放さないであげてください。

彼らは自ら生み出すことが苦手でも
【マニュアル化させることは
       得意かもしれません】
ですから、
根気よく具体的に指示してくださいね。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 07:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害