2019年08月24日

物の例えが分からない

よく、発達障害の相談内では
「当事者って語彙数が少ないよね〜」
という話題が出ています。

語彙(ごい)というと、
例えば何らかの分野で使われる
「総体」を意味するので
ちょっとわかりにくいですよね。

もっと簡単に表現すると
発達障害の傾向を持つ人たちは
慣用句が理解できないなどの
【ものの例えが分かりにくい】
と言えるかと思います。

ちょっと話はそれますが
私たちが子どもの頃にはなかった
「語彙検定」なるものが
近頃はあるようですよ。
興味のある方は調べてみてください。

さて、話は戻って
「ものの例え」って何なのか?
説明したいと思います。

例えば「首を洗って待ってろ」
ちょっと怖い表現でした(^^;
それ以外でも
ネットで調べれば
たくさん出てきますが
【言葉をそのまま受け止める】
当事者たちにとっては
「首を洗ったらどうなの?」と
疑問を持ちやすいです。

もちろん
きちんと理解できている人も
たくさんいるのですが
【コミュニケーションが
      希薄であれば】
慣用句を活用する機会も
少ないのではないかと思います。

日常的に
言葉を使う機会が少なければ
【通じない言葉も多い】
推測されますよね。

ですから、
発達障害当事者と関わる際には
・ストレートな言い方で
・簡単な表現で
・肯定的に
伝えることが大切です。
(いつも言っているので
 耳にタコですよね。
 あ、これも…?笑)

当事者は、話が理解できなくても
「うん、わかった」と
頷くことが多いです。
そのようにして
【その場を取り繕って】
難を逃れてきたことが多く
後々、理解できていないことが
発覚して責められた経験も
あるかもしれません。

周囲の人は
その都度「伝わったかどうか」
確認しながら話すことにも
気をつけておいてくださいね。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 09:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害

2019年08月22日

アバウトを明確に

今回は支援側の人に
読んで欲しい内容を書きますね。
日ごろのおさらいをしてみましょう。
対応の中では、初歩的なことになります。

発達障害傾向を持つ人たちは
【あいまいな言葉の理解が苦手】です。

ですから今回は
当事者が「どういうこと?」と
疑問に思いがちな言葉を
明確にする練習にしたいと思います。
・だらしないよ
・ちゃんとして
・適当にやっておいて

この3つの例を使いますので
ここからアレンジして活用してください。

◆だらしないよ
 ⇒襟をまっすぐに直して
 ⇒ネクタイをしめ直して
 ⇒背筋を伸ばして

◆ちゃんとして
 ⇒靴を揃えて
 ⇒話を聞いて
 ⇒質問に答えて


◆適当にやっておいて
 ⇒10番まで記入して
 ⇒15時までに終わらせて
 ⇒合計したら1回再計算して

このようなことをレクチャーしたとき
「面倒くさい」と言われる人がいます。
確かに、言わなくて通用する場合
面倒なことなのかもしれませんが、
本来は
【伝える必要のある事柄】です。

普段からハッキリ言わないでおくと
いざという時、言葉にするのが
難しいと感じることでしょうから
その時のために
日頃から練習しておいてください。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 17:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害

2019年08月20日

なぜ会話が成立しないのか?

何度も何度も、同じことについて
話し合いをしているにも関わらず
どうやっても会話が成立せず
解決できないケースがあります。

発達障害傾向を持つ人たちは
【同じことを繰り返し話す】
という「あるある」があります。

言い続けていれば分かるだろう、
こう言えば伝わるはずだという
思い込みだけではなく
【他の言葉が見つからず】
同じ文章をくり返してしまうことも
考えられます。

また、
【言葉足らずな部分も多く】
当人はそれを理解できていません。

仮に、その会話を録音して聞いても
当人は自分の言い分が
成立していると思う場合もありますが
相手にとっては
何を言っているか分かりません。

イメージとしては
1から5と順に沿って話すことで
会話が成立するのに
発達障害特性を持つ人では
2がなかったり4が抜けたりで
【補足説明、事前情報がない】ことに
気付くことができないのです。

だから録音会話を聞いた時に
会話に抜けがあったとしても
当事者の【頭の中にはあるため】
その文章は成立することになります。

文章の組み立てが苦手な彼らは
自分の中には正確な情報があっても
【正しくアウトプットできなくて】
コミュニケーションが上手くとれず
苦しんでいる可能性があります。

こういった場合には
【何が足りていないのか】
当事者に対応している人が
ハッキリと指摘しましょう。
ひと通り話を聞いてから
【一つずつ質問し】
抜けを埋めていく感じです。

対応する側の人は
当事者の話す内容を
そのままそっくり受け止めず
・言葉選びに間違いがある
・抜けがある
・余計な情報がある
といった前提を踏まえて
話を聞くようにしてみてください。

何度も繰り返すことは
お互い疲弊することではありますが
大切な内容の話し合いであれば
しっかりと【時間を確保して】
話し合ってみてくださいね。
posted by 心療カウンセラー長谷 at 07:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害